世界日報 Web版

オピニオン rss

コロナ危機から見直す歴史 旧きものから新しきものへ

《 記 者 の 視 点 》  2017年夏、東京都美術館で、ピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」展が開催された。この画家は16世紀ネーデルランド絵画の巨匠で、24年ぶりの来日。これをまた、ここで話題にするのは、新型コロ…

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ロードバイクで鳥海山へ登る

景色堪能し体力づくり 高校3年生 新田 岳登君に聞く  鳥海山ブルーラインが除雪を終えて開通した4月17日、下から車で登って行くと、自転車を漕(こ)ぐかっこいいウエアの青年とすれ違った。開通した5合目・鉾立(ほこたて)山…

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2次補正案 早急な支援へ実効性上げよ

 2次補正予算案が閣議決定された。一般会計の歳出総額は補正予算としては過去最大の31兆9114億円、1次補正と合わせた事業規模は230兆円超になった。  対策は出そろった感じだが、1次補正での対策も手続きの煩雑さから支援…

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危機に接し露わになる「魂」

名寄市立大学教授 加藤 隆 問われるいのちの根幹 「人間に問う存在」に目覚めよ  「死んでいる生者」「生きている死者」という言葉がある。「死んでいる死者」「生きている生者」が我々の常識なのだが、確かにそのようなこともある…

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国家安全法 香港の民意恐れる中国の暴挙

 中国は全国人民代表大会で、民主派のデモが高まった香港への直接統治を強化するため、新たな「国家安全法」の適用を正式決定する見通しだ。  返還時に英国はじめ国際社会と約束した「一国二制度」に基づき、香港に認めた高度な自治を…

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野生動物市場の問題、次のウイルスも狙っている

 先週の世界保健機関(WHO)年次総会。習近平・中国国家主席は、新型コロナ感染拡大責任問題で“中国WHOタッグチーム”を激しく非難する米国に対し、中国の感染対応を自賛した。国際調査・検証をOKし、世界の感染対策への巨額援…

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北の核戦力強化、変わらぬ脅威に警戒怠るな

 北朝鮮で軍事政策をめぐる最高意思決定機関である朝鮮労働党中央軍事委員会の拡大会議が開かれ、「核戦争抑止力の強化」などが打ち出された。国内経済を逼迫させる経済制裁や新型コロナウイルスの感染拡大などに見舞われながらも、核戦…

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武漢ウイルス禍後を占う中東欧の位置

東洋学園大学教授 櫻田 淳 問われる中国への「抗性」 「一帯一路」の「潮目」に変化も  武漢ウイルス禍収束後、日米両国や西欧諸国のような「西方世界」諸国が本格的に問われることになるのは、中国と向き合う論理である。  これ…

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緊急事態宣言解除 新たな日常の中で段階的に

 政府は新型コロナウイルス感染症対策で、東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏1都3県と北海道で継続していた緊急事態宣言を解除した。完全な日常を取り戻すまで長い戦いになることを念頭に一歩一歩前に進んでいきたい。  感染抑えつつ…

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ソ連の北海道占領計画と樋口中将の決断

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 侵攻ソ連軍への反撃命令 日本軍、占守島で頑強に抵抗  近年、樋口季一郎陸軍中将の功績を後世に伝える運動が起きている。9月には、北海道古民家再生協会が中心となり、石狩市…

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「民の竈」は賑わっているか?

求められる二兎を追う責務  永遠のマドンナ原節子や、枯れた芸で観客を魅了した笠智衆らを重用し、独自な映画世界を創り上げた小津安二郎を知らない人はいまい。日本が世界に誇る映画監督である。その小津安二郎に「大学は出たけれど」…

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こうのとり 世界に誇れる日本の貢献だ

 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給する「こうのとり」9号機が打ち上げに成功した。こうのとりは今回が最終機。11年間で9回の打ち上げを全て成功させ、課せられたミッションをほぼ完璧にこなした。世界も認めた、日本の誇…

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コロナ後のボランティアの在り方

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 教育機関に義務付けを 参加者と地域社会双方に恩恵  春を迎え、例年なら世界各国で「ボランティア週間」が祝われる時期だ。地域サービス、献血、ビーチや路上の清掃…

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全人代開幕、中国の覇権主義に警戒強めよ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け延期されていた中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が、2カ月半遅れで開幕した。全人代では2020年国防予算を前年比6・6%増の1兆2680億500万元(約19兆2000億円)と…

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米軍、中露の極超音速兵器に対抗策

 米国防総省の宇宙開発局(SDA)は、中国とロシアが配備しているような極超音速ミサイルを追跡可能な人工衛星群を設置する計画を発表した。5月11日に提案書の草案が公表されたことで明らかになったもので、新世代の極超音速ミサイ…

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コロナ対策の中間成績 国民に届かなかった政治の力

《 記 者 の 視 点 》  世界的な新型コロナウイルス感染拡大という未曽有の国家的危機に直面する中で、選挙や国会内外での権力闘争とは違って「国家の意思を創造決定し、その実現に最高の指導を与える」という、本来的な意味での…

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関西圏宣言解除、気を緩めずに警戒続けよ

 政府は、新型コロナウイルスの流行が落ち着いたと判断した京都、大阪、兵庫の関西3府県で緊急事態宣言を解除した。埼玉、千葉、東京、神奈川の首都圏4都県と北海道では宣言を継続する。  この5都道県も25日には解除される公算が…

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新型コロナウイルスと宗教

濃厚接触しない日本の風土 神道国際学会理事長 三宅 善信氏に聞く  新型コロナウイルス感染症の流行は、専門家の間で指摘されていたが、昨年2月刊行の『風邪見鶏 人類はいかに伝染病と向き合ってきたか』(集広舎)でパンデミック…

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WHO総会 中国の政治の壁崩す改革を

 新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で感染者が500万人に迫り、死者が30万人を超えた中で世界保健機関(WHO)年次総会が行われ、国際社会の対応を検証する「公平、独立、包括的」な調査の実施をテドロス事務局長に…

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『新しい公民教科書』検定合格に寄せて

『新しい公民教科書』代表執筆者 小山 常実 検定に名を借りた検閲 国民の「政治に従う立場」削除  本年3月24日、自虐史観打破の運動の先頭に立ってきた自由社の『新しい歴史教科書』は、不正検定を受けて正式に検定不合格となっ…

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検察庁法改正案 明確に説明し国民の理解を

 検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案の今国会での成立が見送られた。安倍晋三首相が、国会会期末までに、新型コロナウイルス対策を含む令和2年度第2次補正予算案の成立を優先させたためだ。  今秋開催予定の臨時国会に向けて継…

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3・4%マイナス、未曽有の危機に財政惜しむな

 新型コロナウイルス禍の影響出始めは年率3・4%のマイナス成長――。内閣府が2020年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値を発表した。これで2期連続のマイナス成長になり、景気後退入りが確実となった。4~6月期はコロナ禍…

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英国ユダヤ史の魅力

獨協大学教授 佐藤 唯行 世界の英植民地に雄飛 活躍生んだ寛容な社会風土  ユダヤ史を学んで46年。さまざまな国を舞台に執筆を続けてきた。その結果、英国が一番面白いことが分かった。ご理解いただくため、まずは合衆国と比べよ…

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