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オピニオン rss

安易に家族制度を歪めるな

 婚外子の相続や性同一性障害者の人工授精の子供をめぐって昨年、最高裁は従来の家族制度を踏み出した判断を下し、波紋を広げた。  家族は社会の基礎単位で、その在り方は国家の倫理的基盤とも深く関わる。それだけに家族制度に関する…

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新年経済、不安拭えぬ消費増税の影響

 「アベノミクス」1年目の昨年は、年末の株価が年初来最高値で終わるなど、成果は総じて上々だったと言える。企業収益の改善が進み、ボーナスのアップなど賃金環境にも好転の兆しが見え始めた。  だが、2年目の今年は、依然デフレ脱…

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日本特有の「和」を発信せよ 新春座談会(下)

チームワークは日本の特徴-コシノ明確なビジョンと理念必要-下村堂々と「和魂和才」の時代を-木下 世界に見せたい日本のオペラ-コシノ文化、芸術で地域・町興しを企画-下村和食通じて家庭・社会の和を醸成-木下  下村 今回の東…

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日本の安全保障のため「秘密情報収集機関」の設立を

 今年は、日本が独立国家として国家安全保障上の長年の諸懸案解決を図る年である。その成果次第では、日本の今後の命運を決する公算が大きい。それ故に、安倍内閣に課せられた任務は重大である。  国会答弁の是正が必要  北東アジア…

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「アラビアのロレンス」追想

麗澤大学教授・評論家 松本 健一 鮮やかなアカバの岩山 乾燥し存在分かつ砂漠の美  12月のはじめ、わたしはイスラエルのテルアビブからエイラートへ、そこからヨルダンのアカバをへてペトラ遺跡へ、という旅をしていた。しかし、…

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文化芸術立国日本を訴えよ 新春座談会(上)

東京五輪に向けてのビジョン2020国家戦略 日本再生の「カギ」は日本文化の再発見  東京オリンピック・パラリンピックが2020年に開催されることが決まり、日本の前途に明るい光が差し込んでいる。これを機会に日本が再生し世界…

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年頭にあたって 未来世代に「倫理的責任」もて

本紙主筆 木下義昭 新たな力で「銀河系統」を解き放て  厳冬の天空に、光り輝く無数の星や銀河…。宇宙の年齢は現在約137億歳、太陽系・地球は約45億6800万歳といわれる。われわれ人類が地球上に生存できる環境造成までに、…

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危機に安倍政権誕生の幸運

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 中国暴走に毅然と対応 インド・東南アジアで成果  2013年も世界日報の編集関係者はじめ、読者の皆様には大変お世話になり御礼申し上げます。2013年はアジアの情勢も激しく動いた1年…

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13年の日本、活気が戻り来年へ期待膨らむ

 「来年こそよい年に変えたい」。毎年そう願いながら、日本はこの十数年間、デフレ経済から抜け出せないまま社会全体を覆う閉塞(へいそく)感の中で年末を迎えてきた。  それが今年は「この勢いを来年も」のムードで、年末の心象も明…

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「物語的な生命」営む人間 名寄市立大学教授 加藤 隆氏に聞く

「美しい刻」刊行に寄せて  教育改革が叫ばれて久しい日本の教育界。平成18年に改正教育基本法が成立したものの、その成果が表れているとは言い難い。文部科学省は英語の小学校低学年導入や道徳の特別教科化などさまざまな教育政策を…

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自主防衛を目指すべき情勢

軍事評論家 竹田 五郎 頼れないオバマ米政権 「単独自力」でなく“自助努力”を  米経済誌「フォーブス」今年の「世界で  最も影響力のある人々」の番付によれば、オバマ米大統領は2位に降格した。シリア化学兵器対策、情報機関…

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13年の世界、懸念残るオバマ氏の外交姿勢

 今年は米国でオバマ大統領の2期目がスタートした。だが、この一年で示された大統領の外交姿勢には懸念が残る。  アジア重視に疑問符  オバマ政権は、大西洋と向き合うヨーロッパへの関与を第一義的に考えかつ行動してきた歴代の米…

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時代はめぐる平成の珍風景

評論家 髙橋 正 消える鼻濁音や女言葉 良心麻痺か「痴漢」ポスター  俳人・中村草田男が「降る雪や 明治は遠く なりにけり」と詠んだのは、明治が終わり、大正の15年が過ぎて、昭和も10年になってからの事だと聞く。今年は平…

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辺野古埋め立て申請承認、名護市長選のヤマも越えたい

 沖縄県の仲井真弘多知事が、政府による名護市辺野古沿岸部の埋め立て申請を承認すると表明した。これにより長い間、懸案だった宜野湾市にある米軍普天間飛行場の辺野古への移設が大きく前進することになった。仲井真知事の重たい決断を…

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参院選1票の格差の是正に向け選挙制度改革を

 7月参院選の1票の格差をめぐる15件の訴訟の判決が出そろった。最大格差4・77倍に対し、全判決の内訳は「違憲状態」12、「違憲」2、「違憲・無効」1だった。  最高裁判決を来年以降に控えているが、通常国会で格差是正に向…

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忠義の心全うした松平容保 

損得勘定だけではない生き方  今年のNHK大河ドラマは、会津を舞台にした「八重の桜」であった。その中で登場したのが、会津松平家9代藩主松平容保だ。容保は日本史上、損得勘定だけではない生き方を実践した人物の1人であろう。 …

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安倍首相靖国参拝、「日本の慰霊」内外に発信を

 安倍晋三首相が第2次政権発足から1年となる26日、靖国神社に参拝した。首相による参拝は平成18年8月の小泉純一郎首相以来、7年4カ月ぶりだ。祖国のために命を捧げた英霊に「御霊安かれ」と手を合わせ、畏敬の念を表すのは、ど…

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弱い米国と中国防空識別圏

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 覇権範囲拡大狙う中国 日本は対米同盟で存在感を  中国が突然、防空識別圏(ADIZ)設定を宣言した。これは日本との尖閣諸島をめぐる争いで有利に立とうとしただけ…

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14年度予算案はデフレ脱却にはまだ力不足

 2014年度予算案が決まった。一般会計総額は95兆8823億円と過去最大で、13年度補正予算案と合わせた歳出規模は101兆円超となる。  政府はこれにより、来年4月の消費増税による景気腰折れの回避を狙うが、個人消費に直…

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訪日客1000万人突破、「観光立国」実現へ課題は多い

 今年わが国を訪れた外国人(推計値)が、政府目標の年間1000万人を突破した。  「観光立国」の実現へ、まずは一つのハードルを越すことができたが、まだまだやるべきことは多い。  円安やビザ緩和が追い風  1000万人とい…

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独首相の携帯盗聴と国際法

日本大学名誉教授 小林 宏晨 禁じていない情報活動 米による平時のスパイ問題  米国の情報機関「国家安全保障局(NSA)」によるドイツのメルケル連邦首相の携帯電話盗聴はマスコミを含めて極めて重大なスキャンダルと見做(みな…

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ロシアとの領土交渉を置き去りにするな

 ロシアのプーチン大統領はロシア憲法創設20周年記念日の12日、クレムリンで年次教書演説を行った。国内問題では「極東やシベリアの発展は21世紀全般にわたる国家の優先課題だ」と強調した。  極東やシベリア地域の開発は日本と…

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婚外子の権利か家族の保護か~婚外子最高裁判決の波紋 高崎経済大学教授 八木秀次

 高崎経済大学の八木秀次教授は10日、世界日報の愛読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)の第152回定期公演会で「婚外子の権利か家族の保護か~婚外子最高裁判決の波紋」をテーマに講演した。以…

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