世界日報 Web版

社説 rss

電力「地産地消」、ブラックアウト回避に備え

【社説】エネルギー計画 再エネ拡大には懸念が残る

 政府が新たな「エネルギー基本計画」を決定した。2030年度の電源構成で再生可能エネルギーの比率を前計画から大幅に引き上げる一方、原発の比率は変えず、建て替えや新設を進める方針も盛り込まなかった。再エネの普及には多くの課…

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【社説】安保政策 抑止力強化へ論戦深めよ

日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、衆院選では外交・安保政策も重要なテーマとなる。各党は抑止力強化のための政策を競ってほしい。 国家戦略改定掲げる自民  自民党は公約で「『毅然とした日本外交の展開』と『国防力』の…

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【社説】北ミサイル発射 核強国への道歩ませるな

北朝鮮がまたしてもミサイルを発射した。今回は2発とみられ、そのうち1発は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と推定される短距離弾道ミサイルで、東部の咸鏡南道・新浦の沖から日本海に向け発射された。変則的な軌道を描きながら高度…

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【社説】原発政策争点 第4世代推進で闊達な議論を

衆院選挙に際し岸田文雄首相は、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県に入り、同原発の「廃炉が復興の前提」と語るとともに原発新設については既存原発の再稼働の次の課題との認識を示した。原発の技術革新による安全性向上と実用化…

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日本記者クラブ主催の党首討論会で討論する与野党の党首=18日午後、東京都千代田区

衆院選公示 自公か「立共」か政策選択を

衆院選が4年ぶりに公示され、31日の投開票に向けて選挙戦がスタートした。選挙区、比例代表合わせて465議席を争う。自民、公明連立政権の継続か、共産との政権協力に史上初めて踏み込んだ立憲民主中心の野党か。有権者は令和の日本…

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国際課税ルール 税逃れ防止への合意を歓迎

経済協力開発機構(OECD)が多国籍企業の税逃れを防ぐため、新たな国際課税ルールに関する交渉会合を開き、136カ国・地域が最終合意した。  利益に応じた適正な税金を支払うことは企業の義務である。数多くの国・地域による合意…

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日本の伝統的酒造り技術が登録無形文化財に

酒造り・書道 生活文化の価値再認識しよう

 文化審議会は、日本の伝統的な酒造りの技術と書道の技法を登録無形文化財とするよう末松信介文部科学相に答申した。近く正式登録される。食文化や書道などの生活文化が無形文化財となるのは初めてだ。  いずれも国連教育科学文化機関…

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緊急事態、13都府県に拡大「特効薬と思えぬ」

JR変電所火災 不測の事態への対応力高めよ

埼玉県蕨市にあるJR東日本の変電所の火災によって停電が発生し、首都圏を走る多くの路線が一時運転を見合わせた。一部は終日運休するなど約23万6000人が影響を受けた。  変電所の火災による大きな混乱は、これまでも繰り返され…

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ドコモ通信障害 重要インフラ担う責任自覚を

NTTドコモの通信障害が発生し、少なくとも約200万人に影響が出た。  いまや携帯電話サービスは生活に欠かせないものとなっている。混乱を招くことがないよう、トラブルに対する備えを万全にすべきだ。 サーバー切り替えで発生 …

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衆議院解散 国難対処へ論戦盛り上げよ

衆議院が解散された。岸田文雄内閣が4日に発足してからわずか10日後で、31日の投開票までの選挙期間も戦後最短だ。候補者は、わが国が直面している難局に対処するため、具体策を掲げて論戦を盛り上げ、自公政権か、共産党と「限定的…

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大津中2自殺10年、いじめ根絶へ法改正を

いじめ自殺10年 重大事態は犯罪として対処を

大津市でいじめを受けた市立中学2年の男子生徒が自殺してから10年が経(た)った。自殺を契機にいじめ防止対策推進法が制定されたが、いじめは後を絶たない。実効性を高める法改正など対策強化が必要だ。   依然として深刻な状況 …

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極超音速弾 高まる脅威への対処を急げ

 ロシアが今月、原子力潜水艦から極超音速ミサイル「ツィルコン」を水中発射する実験に初めて成功した。  極超音速兵器は、現行のシステムでは探知や迎撃が困難とされる。高まる脅威への対処を急ぐべきだ。 周辺各国が開発競う  実…

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各党代表質問 台湾重視だが矛盾隠せぬ立民

 衆院本会議で岸田文雄首相の初の所信表明に対する各党代表質問が始まり、立憲民主党の枝野幸男代表、自民党の甘利明幹事長らが質問に立った。14日の衆院解散を前に今国会では最初で最後の論戦であり、選挙遊説を先行したような国民へ…

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フィリピンとロシアの記者にノーベル平和賞

ノーベル平和賞 強権から報道の自由守れ

今年のノーベル平和賞は、フィリピンのジャーナリストのマリア・レッサ氏とロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」編集長のドミトリー・ムラトフ氏の受賞が決まった。強権的な政権と闘ってきた両氏が評価された背景には、世界的に独裁…

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岸田首相所信表明 政策の実現へ覚悟を示せ

岸田文雄首相が内閣発足後初の所信表明演説を行った。内閣の基本姿勢や重要課題について見解を示すのが目的だが、対話重視の「岸田カラー」を打ち出したものの、それを立案し実現につなげられるのかについては疑問符が付いたままだ。  …

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トヨタ不正車検 手抜きで安全を軽んじるな

 トヨタ自動車の系列販売店で不正車検が蔓延(まんえん)していた。最も優先すべき安全確保をおろそかにすることは許されない。  検査スピードを優先  この問題をめぐっては、高級車を扱う「レクサス高輪」(東京都港区)で6月に不…

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ノーベル物理学賞 日本の国際競争力を高めよ

2021年ノーベル物理学賞を、コンピューターを使った地球温暖化などの予測手法を確立した米プリンストン大の真鍋淑郎上席研究員らが受賞することが決定した。日本人のノーベル賞は19年に吉野彰さんが化学賞を受賞して以来で計28人…

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中国軍機侵犯  台湾統一の威嚇は極めて危険

台湾が設定する防空識別圏(ADIZ)への中国軍機の侵入が急増している。今月に入って1日の侵入数で過去最多を相次いで更新し、4日には戦闘機や爆撃機など延べ56機、同日までの4日間だけで延べ149機に上った。中国軍機は、日中…

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岸田新内閣発足 総裁選公約の着実な実行を

 自民党の岸田文雄総裁が第100代首相に選出され、新内閣を発足させた。岸田首相は所信表明演説などを通じ、国民に国家の針路や政治理念、重要政策を訴える予定だ。  自民党総裁選で打ち出した公約をさらに具体化して分かりやすく語…

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眞子殿下御結婚 週刊誌は国民の心反映せず

 秋篠宮殿下御夫妻の長女、眞子殿下が26日に婚約内定者の小室圭さんと結婚されることが正式発表された。眞子さまは同日、小室さんと共に記者会見に臨まれる。国民からの祝福を受け、お二人が幸せな家庭を築かれることを心からお祈りし…

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東京株31年ぶり高値、総裁選で経済対策に期待

9月日銀短観 景気の下支えが欠かせない

 9月の日銀全国企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の景況は5期連続で改善したが、改善ペースが鈍化し先行きは悪化の予想である。  緊急事態宣言が解除され、経済正常化への動きが期待されるが、消費の大きな伸びに…

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大阪3歳児殺害 繰り返された痛ましい事件

大阪府摂津市のマンションで3歳男児が熱湯をかけられ死亡した。大阪府警は母親の交際相手の男を殺人容疑で逮捕した。  児童虐待による悲劇が再び繰り返されたことは痛恨の極みである。 熱湯を5分以上浴びせる  逮捕された松原拓海…

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原子力潜水艦 中国念頭に保有の検討を

今回の自民党総裁選では原子力潜水艦の保有の是非が議論された。中国の覇権主義的な海洋進出が強まる中、日本がインド太平洋地域の安定に貢献する上で、原潜保有に前向きな検討が求められる。 米英が豪州の建造に協力  通常型潜水艦が…

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