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米国農業から見る日本の安全保障

私たちが想像する米国の農業とは、日本に比べて1農家(農場)あたりの農地面積が広大で、超大型の農機具やトラクターで収穫された農産物の大半は輸出され、農家は収入も十分にある、というイメージではないだろうか。

“昭和の時代”を総括する年に

年が改まった。新たに迎えた令和7年は、昭和に置き換えれば昭和100年に当たる節目の年である。1世紀におよぶ「昭和の時代」は「戦争の20年」と「平和の80年」に分けることができるが、その中ほどの昭和42年が明治100年に当たった。

家族と共に過ごす神聖な時間

息子たちや私にとって、ホリデーシーズンで最も大切なのは家族と集うことだ。愛する人たちと過ごす時間ほど神聖なものはない。家族不在のホリデーを過ごさなければならない人々、特に国に奉仕する兵士たちや、危険にさらされながら海外で任務に就いている元中央情報局(CIA)の同僚たちに、私たちはいつも感謝の気持ちを伝える時間を取っている。

北朝鮮とロシアの軍事的結び付き

北朝鮮とロシアの2国間関係は、今年6月に調印された包括的戦略パートナーシップ条約に象徴されるように、新たな高みに達した。頻繁な閣僚訪問やロシアの戦争支援のための北朝鮮軍派遣は国連安全保障理事会の弱体化を反映しており、これは北朝鮮、ロシア、中国の利益となる。

世界各国に影響力拡大する中国

2024年末、民主主義国家アメリカと日本が大統領選ならびに自民党総裁選などで国民が振り回されているうちに、中国はどんどんと世界各国に影響力を拡大していた。

トランプ氏はレーガンになれるか

トランプ次期米大統領は2日、SNSトゥルース・ソーシャルで、「2025年1月20日、私が米国大統領に就任する日までに人質が解放されなければ、中東で人類に対する残虐行為を行った張本人らは、地獄の代償を払うことになる」と書いた。そして、「この張本人らは、長い歴史を持つアメリカ合衆国の歴史の中で、誰よりも厳しい打撃を受ける」と訴えた。

韓国の戒厳令発令騒動に思う

もうだいぶ前のこととなったが、4日早朝に知人から「韓国で非常戒厳令が発令されたが、6時間後に解除されたようだ」という連絡があった。

少子化の時代 求められる夫婦関係

少子化が進行している今日、それを効果的に回復する方法が強く求められている。その方法は結婚率の上昇と、夫婦間で生まれる子供数(完結出生児数)の上昇に大きく分けられる。ここでは、後者を取り上げ、夫婦関係を良くするための方法を提示したい。

医療費適正化キャンペーンの結果

本年は、選挙の年であった。米大統領選は事前の報道に反してトランプ氏の圧勝に終わった。日本でも東京都知事選の石丸現象に始まり、国民民主党躍進、そして、再選は困難と言われた斎藤元彦氏の兵庫県知事選出。報道とコメンテーターの事実把握の甘さが知られることになった。

韓国の民主主義を守れ

韓国の尹錫悦大統領による戒厳令発令は、歴代の独裁者の手によって苦しめられてきたこの国で、言論と集会の自由を抑圧しようとする絶望的で、臆病者の試みだった。12月14日、国会は超党派で尹氏の弾劾を決議した。憲法裁判所は180日以内に弾劾を巡って判決を下し、その間は韓悳洙首相が国政を取り仕切ることになる。

難しくなった習主席の台湾侵攻

中国の習近平主席は就任以来、一貫して「祖国統一の実現」の政策目標を掲げ、武力による台湾併合を着々と準備を進めてきているが、今になって、それがかなり難しくなった。

「北朝鮮人権映画祭」の2作品

今年(2024年)12月7日と8日の両日に渡り、広島にて「北朝鮮に自由を!人権映画祭」が、北朝鮮の人権問題や拉致犯罪に取り組むNGOの共同主催によって開催された。その作品中、韓国で製作された「愛の贈り物」と「死んでも韓流」の2作品をここで紹介したい。

左派勢力のトランプ錯乱症候群

読者の皆様もご存じの通り、ドナルド・J・トランプ前米大統領が11月5日に再選され、来年1月より第47代目の大統領に就任する。4年間の空白期間を経て当選したのは、19世紀後半のグローバー・クリーブランド以来、2人目。

プレミア12優勝、台湾の歓喜と悲哀

野球の世界大会「プレミア12」、11月24日の決勝戦、4対0で台湾チームが日本に勝利を収め、台湾野球として初めて世界一の栄冠を手にした。

武器生産国に移行するウクライナ

2022年2月に対ロシア戦争が始まって以来、ウクライナは武器の輸入から国内生産へと急速に移行しており、世界の武器市場で重要なプレーヤーとなることを目指している。

情報戦で権威主義国に立ち向かえ

今年一年は世界にとって選挙の年だった。60を超える国と地域で選挙が行われた。民主主義は「同意による政治」であり、選挙は国民が為政者に同意を与え、あるいは撤回するための制度である。従って選挙制度は民主主義政治のまさに根幹であり、普通・平等・秘密などの原則に基づき民主的に実施されねばならない。

新たな露朝のサイバー協力関係

新型コロナウイルスによる数年にわたるロックダウン後、北朝鮮は今年6月にロシアのプーチン大統領の平壌訪問を受け入れ、両国は1961年と2000年の条約に代わる包括的戦略的パートナーシップ条約に署名、両国の外交関係と北東アジアの地域秩序の劇的な変化を示した。

米空軍の再建が急務

危機が発生すると、どの大統領もそれに対処するための選択肢を軍事顧問に求める。それが戦争であれ、人道支援を送りたい自然災害であれ、あらゆる選択肢は航空・宇宙軍に依存している。

ネットに翻弄される若者

兵庫県知事選挙はさまざまな意味で驚く結果となり、斎藤元彦氏の勝因についてさまざまな分析が行われている。特に話題となっているのは、SNS等のネットと新聞やテレビなどのいわゆる旧メディアとの比較あるいは対立である。

トランプ氏再登板で変わる米国

選挙の年のハイライトである米大統領選は、トランプ氏の当選が決まり、来年1月に47代大統領に就任する。トランプ大統領で米国はどう変わるのか、国際安全保障情勢にどのような影響があるのか。

米新政権と自由貿易体制の終焉

第二次世界大戦の終結以来、米国は自由貿易体制を事実上、主導してきた。関税及び貿易に関する一般協定(GATT)の時代から今の世界貿易機関(WTO)に至るまで、自由と民主主義を追求し続ける超大国として、世界の安全と秩序、そして多国間の貿易秩序の維持に貢献してきた。

船橋洋一『宿命の子』を読む

内閣総理大臣とは何者なのか?職業か仕事か。任務なのか使命なのか。何であれ特別な存在であることに変わりはない。

米大統領選と兵庫県知事選

11月は二つの選挙に注目していた。一つは言うまでもなく、世界中が注目していた米国の大統領選挙であり、もう一つは、兵庫県知事を失職し再選を目指していた斎藤元彦氏の選挙であった。

北に対露協力の代償払わせよ

ウクライナ侵攻を支援するため、ロシアに火砲と弾道ミサイルを供給してきた北朝鮮の指導者、金正恩総書記は、クルスク地方でロシア軍と共に戦うために1万人の軍隊を派遣したと伝えられている。

要警戒「習近平の紅衛兵」

10月1日、スイスでは中国人による児童襲撃事件が起きた。チューリヒの路上で、職員と共に保育園に向かっていた5歳の男児3人を、23歳の中国人男が鋭利な凶器で襲ってけがをさせた。子供3人のうち、1人は重傷を負った。犯人は直ちに取り押さえられ、やってきた警察に逮捕された。

北朝鮮版“防人”の悲哀

北朝鮮の1万人を超える軍隊が海外に出兵した。1カ月前の11月16日付の「労働新聞」は無人機を平壌に飛ばした韓国に報復するため、若者ら140万人が朝鮮人民軍への入隊や復隊を嘆願した、と報じた。

子育てで達成感を得る方法

子育てはどの親も初めての経験となるため不安や戸惑いは付き物である。しかし、私たちは子供を授かり、育てて良かったという実感を得たいものである。わが国では、子育てには費用がかかり、内面的にも外面的にも負担が重いというイメージが伴い、子供をそんなには持ちたくないという思いに繋(つな)がっている。それが少子化に拍車を掛けている大きな一因である。

去りゆくバイデン最高司令官へ

親愛なるバイデン大統領、ここ数週間は、あなたと夫人のジル博士にとってストレスの多い日々だったと思います。選挙の日、夫人は青ではなく赤の服を着ていました。つい本音が出てしまったということでしょうか。

オバマケアとフードスタンプの行方

米大統領選は、予想に反してトランプ前大統領の余裕ある勝利に終わった。

日本もミサイル防衛網強化を

世界を不安に陥れる中東ガザ地区紛争が開始されてから早いもので1年を経た。

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