トップ文化

文化の最新記事

最新記事一覧

第42回秋田県高等学校写真連盟展 「芸術」への高み目指す

先日、第42回秋田県高等学校写真連盟展が秋田県立美術館の県民ギャラリーで4日間にわたり開かれた。主催は県高等学校文化連盟(高文連)写真部会。

「メメント・モリと写真」展 東京都写真美術館

東京都写真美術館で「メメント・モリと写真」展が開かれている。「メメント・モリ」とはラテン語で「死を想え」という意味。日常生活が死と隣り合わせであることを示した警句だった。

街道で運ばれた輸入品 旅人に時を告げた小野神社 東京都町田市

鎌倉と上野国(こうずけのくに)を結んでいた鎌倉街道上道は、中世の東国での幹線道路だった。沿線には多くの武蔵武士が点在していたが、形成されたのは彼らの本拠ばかりではなく、交通集落としての宿もできていった。

企画展「加賀藩の武家社会と儀礼」 儀礼の数々 古文書で紹介

金沢市の前田土佐守家資料館で開催中の企画展「加賀藩の武家社会と儀礼」では、藩の上級武家だった同家で執り行われていた儀礼の数々が、古文書などで紹介されている。元日の登城拝礼に始まり、武家社会で重要視された儀礼の数々で、しきたりを重んじてきた武家社会の様子が垣間見られる。

【フランス美術事情】「エコール・ド・パリ(1900―1939)シャガール、モディリアーニ、スーティンたち」展

フランス人は夏の2カ月間、1カ月交代で太陽を求め、南へ向かう。コロナ禍でリゾート客が激減した2年間を打ち消すようにバカンスで大移動を開始しているフランスだが、今年は熱波の影響でリゾート地によっては苦戦中だ。

石原慎太郎氏の遺著『「私」という男の生涯』

今年2月に89歳で亡くなった石原慎太郎氏の遺著『「私」という男の生涯』を読んだ。帯には「『自分と妻』の死後の出版のために書かれた自伝」とある。石原氏には『わが人生の時の人々』『国家なる幻影 わが政治への反回想』などの自伝的な回想があるが、本書は脳梗塞に倒れ、肉体の衰えを自覚する中で書き始められた。

自然の景物とともに詩情豊かに

金沢市の金沢能楽美術館では、企画展「能楽FOUR SEASONS-春・夏編-」が開かれている。能楽には日本の四季のうつろいが、自然の景物とともに詩情豊かに表現されている。現行の約180曲のほとんどが「春夏秋冬」に分類され、「季不定」の能はせいぜい15曲程度という。

悪魔を払い祖先の霊慰める

秋田県能代市二ツ井(ふたつい)町に伝わる県指定無形民俗文化財の羽立大神楽(はだちだいかぐら)の由来は、300年ほど前にさかのぼる。一人の至芸(しげい)に達した芸人が同町飛根(とびね)の羽立の里を訪れ、病に伏した。そこで集落の人が介護したところ、お礼に伝わったとされる。獅子の胴幕は白黒赤の段だら模様で、白い御幣(ごへい)を両手に持ち激しく動き回る。とてもリズミカルだ。悪魔払いをし、神社の例大祭で神輿渡御(みこしとぎょ)の先導をし地域を巡行する。

旧約聖書の解釈の変遷 マルティン・ブーバーの試み

米国民の聖書についての信頼はかつてないほど下がっているという(小紙7月10日付「『神の言葉』と考える人20%」)。LGBT(性的少数者)の権利拡大や、家庭秩序の崩壊を考えると、道徳の根拠となってきた聖書についての結果も理解することができる。

あきた水と緑の森林祭 秋田県能代市

環境美化や森林への関心を高めようと第12回「あきた水と緑の森林祭」が、秋田県能代市二ツ井町の「道の駅ふたつい」でこのほど開かれた。同時に第33回「秋田杉の里 二ツ井まつり」が2日間にわたり実施され、地元秋田杉を使った木工品の展示即売や鍋敷き作りの木工体験が行われた。

アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真

日本近代写真史の中で短い期間、花火のように広がり、戦争の闇に消えていったのが「前衛写真」。戦時中にオリジナル・プリントや史料が焼失したため長く検証されてこなかったが、その研究が進んで、全体像が知られるようになった。

あきた芸術劇場ミルハスが開館 秋田市

新たな文化芸術の創造拠点として「あきた芸術劇場ミルハス」が6月、秋田市千秋公園の堀沿いに開館した(写真)。地上6階地下1階。高い音響性能と舞台機能を併せ持つ大ホール(約2000席)と臨場感を重視した中ホール(800席)、そして二つの小ホールと練習室、研修室、創作室を備える。老朽化した県民会館と市文化会館に代わり、県民会館の跡地に県と市が共同で建設した。総事業費は約254億円。

企画展「中西悟堂 まぼろしの野鳥図鑑」

石川県金沢市の金沢ふるさと偉人館で開催中の「中西悟堂 まぼろしの野鳥図鑑」では、「日本野鳥の会」の創始者・中西悟堂(1895~1984)が構想し、未刊に終わった図鑑の原画200点余りが初公開され、来館者に大きな感動を呼んでいる。

【フランス美術事情】 仏を芸術の都に押し上げる

フランスは戦禍や国家弾圧から逃れた芸術家たちが活躍し、フランスを芸術の都に押し上げたことで知られる。

多摩川上流が『大菩薩峠』舞台に

小説『大菩薩峠』で知られる中里介山(本名弥之助、1885~1944)の故郷は東京都羽村市で、玉川上水の取水堰(しゅすいぜき)に近い多摩川河畔(かはん)で生まれた。近くには介山の墓のある禅林寺もある。介山が少年時代に遊んだ多摩川のほとりを散策し、生い立ちや名作の舞台を振り返ってみた。

【東風西風】『巨匠とマルガリータ』

ウクライナ出身の作家、ミハイル・ブルガーコフ(1891~1940)は、20世紀ロシア文学の巨匠として知られている。

私財なげうち半生注ぐ

大正時代後半から昭和初期にかけ、私財をなげうち、郷土秋田の貴重な古書資料を全18巻の『秋田叢書(そうしょ)』として出版した人物がいる。深澤多市(ふかさわたいち)(明治7年~昭和9年)である。秋田県立博物館(秋田市)で開催中の企画展「秋田文化史上の輝き 深澤多市―郷土研究と真澄研究の偉業」では、遺された膨大な資料から約250点を厳選し、その半生を紹介している。

【この人と1時間】『満洲国グランドホテル』を書いた 平山周吉さん

平山周吉さんの新著『満洲国グランドホテル』(芸術新聞社)が評判だ。満洲国と関わった36人を取り上げ、それらの人々を通して偽りない満洲国の姿に迫っている。軍人、官僚、経済人、文化人そして末端の役人や民間人が残した記録や回想を読み込み、従来の「傀儡(かいらい)国家・満洲」のイメージを覆すものとなっている。

企画展「能楽FOUR SEASONS-春・夏編-」

金沢市の金沢能楽美術館では、企画展「能楽FOUR SEASONS-春・夏編-」が開かれている。能楽には日本の四季のうつろいが、自然の景物とともに詩情豊かに表現されている。現行の約180曲のほとんどが、「春夏秋冬」に分類され、「季不定」の能は15曲ほどしかない。

市場から見たオランダ絵画黄金期 変化に対応した晩年の変貌

日本でも高い人気を誇る画家フェルメール。「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が4月に東京で開かれ、現在、北海道立近代美術館で開催中だ。

【フランス美術事情】ウクライナ ロシア侵攻で美術品を避難

世界中に残る芸術作品を含む歴史遺産は、歴史の記憶をとどめる役割も担っている。しかし、芸術はそもそも権力者崇拝のためのプロパガンダに使われたこともあり、中にはそれを破壊し、都合の悪い歴史を書き換えようという権力者や専制主義国家もある。

「暗夜行路」完成させた奈良の風光 志賀直哉旧居「高畑サロン」を訪ねる

文豪・志賀直哉は、生涯何度も引っ越しをしたが、奈良市の高畑には直哉自身が設計した旧居が残っている。学校法人奈良学園セミナーハウスとして一般公開されている旧居を訪ねた。

あけび蔓細工職人、中川原信一氏/秋田県 写真と作品展 実演も

日本を代表するあけび蔓(づる)細工職人、中川原(なかがわら)信一氏(秋田県横手市在住)の仕事内容を書籍と写真、作品、そして夫妻による制作実演とトークイベントを通して紹介する出版記念展が2日間にわたり先日、秋田県立美術館で開かれた。主催はgallery KEIAN。

「トキと共生する里地づくり取組地域」環境省公募 真っ先に石川県が名乗り

国の特別天然記念物「トキ」は現在、新潟県佐渡市で飼育されているが、本州での定着を目指し、環境省はこの取り組みの主体となる地方公共団体として「トキと共生する里地づくり取組地域」を公募しているが、石川県の馳浩知事が真っ先に手を挙げた。

西洋が成した世界帝国の否定 千年かけ国民国家を形成

今年の復活祭の日、4月23日の深夜、ロシアのプーチン大統領はモスクワの救世主キリスト大聖堂で祈りに参加した。モスクワ総主教キリル1世に宛てた祝賀書簡では、ロシア正教が果たしてきた伝統的、道徳的、家族的価値の促進を称(たた)えたという。

蓄音機の父 ホーンの別荘 明治の館/栃木県日光市

栃木県日光市の輪王寺の東側に明治の館がある。今では西洋料理の店として知られているが、料理店となったのは昭和52年から。建てられたのは明治後期で竣工(しゅんこう)は不詳。平成18年に国登録有形文化財に指定された。

大分県立美術館で「原点から現点」展

「コシノジュンコの創作の本質は、服飾とそれをまとった人が織りなす姿を通じて、宇宙や自然、人間など、我々を取り巻く万物の理(ことわり)、そして、そこに宿される真・善・美を指し示そうとするところにある」

フランス美術事情 「パイオニア 狂騒の20年代のパリの芸術家」展

フランス元老院(セナ)が所有するパリのリュクサンブール美術館での展覧会には常に特別な意味がある。それは国家を意識したものだが、別にフランス人芸術家しか扱わないという意味ではない。事実、イタリア人のモディリアーニの大回顧展も同美術館は行った。

明治の庶民生活に愛惜込め 「没後50年 鏑木清方展」を観る

今年没後50年を迎えた日本画家、鏑木清方(かぶらききよかた)の回顧展が東京国立近代美術館で開かれている。鏑木清方といえば、「築地明石町」に代表される美人画のイメージが強い。本展でも昭和2年の帝展で帝国美術院賞を受賞した同作と「新富町」「浜町河岸」を加えた3部作が展示の目玉の一つになっている。しかし、清方の画業は、決して美人画の範疇(はんちゅう)に収まるものではない。むしろその真骨頂は、人々の生活に注いだ温かいまなざしにあったことを示そうというのが本展の狙いの一つとなっている。

独立不羈はコサックの伝統 黒川祐次『物語 ウクライナの歴史』

ロシアのウクライナ侵攻は、専門家たちも予想しなかった出来事だが、ウクライナの国民がここまで一丸となって徹底抗戦していることも、世界の人々を驚かせている。その祖国愛や抵抗精神の強さはどこからくるのか。
人気記事
Google Translate »