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【上昇気流】(2023年3月22日)

磯田道史著『徳川家康 弱者の戦略』(文春新書/2023年2月)を読むと「素朴一次史料主義」という言葉が昨今の歴史学者の間には根深いらしいことが分かる。当時の一次史料だけを史実と見なして、後世の史料や伝聞の類いは排除するという発想だ。

押し寄せるLGBTの波 韓国から

NHKワールドTVで韓国でも放映中の大河ドラマ「どうする家康」に、家康がそうとは知らず同性愛者(レズビアン)を側室に迎えた場面が出てきたが、ジェンダー問題で日本以上に保守的だった韓国では同性愛を巡る苦悩や葛藤はもっと深かったに違いない。実話ではないが、19世紀末に書かれた小説『方翰林伝』にはレズビアンの主人公が登場する。勝手な想像だが、著者不詳になっているのはこの種のテーマがタブーだったからだろうか。

「多死社会」を生きる

2040年の頃に高齢人口がピークを迎える。年金・医療・介護などが逼迫(ひっぱく)すると予測され、「2040年問題」と言われている。生まれた数の約3倍近い人が亡くなる「多死社会」の到来である。

【上昇気流】(2023年3月21日)

気流子が住む神奈川県のあちこちの桜も花が咲き始め、今週末が見頃かなと楽しみにしていた。しかし、天気は明日あたりから下り坂に向かい、「菜種梅雨」の様相という。土曜日以降は気温もぐっと下がる。

【上昇気流】(2023年3月20日)

大手企業の賃上げ発表が続き頼もしい。日本の雇用の7割を占める中小企業に、大手の「後押し」の効果はあるか。期待したいところだが、不安な要素も少なくない。中小の経営者の高齢化、後継者不足の問題だ。

【上昇気流】(2023年3月19日)

春の雨は温かいというイメージがある。しかし、昨日の東京に降り続いた雨はかなり冷え冷えとしていた。「春雨じゃ、濡(ぬ)れていこう」という新国劇の月形半平太のセリフを思い出すが、とてもそんな気持ちにはなれないほど寒かった。

【東風西風】変化したスキー板の形状

私事で恐縮だが、大学生の娘と一緒にスキーをしたことがある。出掛けたのは蓼科山(たてしなやま)の麓のスキー場。ホテルに宿泊し、スキー用具一式、そこで借りた。

【上昇気流】(2023年3月18日)

「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ない」――。これはローマ帝国の基礎を築いたユリウス・カエサルの言葉。評論家の塩野七生さんは『ローマ人の物語』(新潮社)の中で、しばしば引用している。

ウクライナ人女性が「ありがとう」 スペインから

マドリードに住むウクライナ人女性から感謝の言葉をもらった。突然のことだったので大変驚いた。

【上昇気流】(2023年3月17日)

戦後最悪とも言われる日韓関係が、ようやく改善に向かって歩み出した。韓国の尹錫悦大統領が来日して岸田文雄首相と首脳会談を行い、「シャトル外交」の復活などで合意した。韓国大統領が来日しての首脳会談は、国際会議に合わせたものを除けば実に12年ぶり。

ユダヤ人救済を祝う「プリム祭」イスラエルから

ユダヤ暦アダル月14日に当たる3月7日、イスラエルの祝日の中で最も華やかでにぎやかな「プリム祭」が全国各地で行われた。

【上昇気流】(2023年3月16日)

日本オペレッタ協会が創立45周年を迎え、それを記念してオペレッタ「こうもり」の公演が、東京の北とぴあで開かれた。ヨハン・シュトラウス2世による不朽の名作だ。

ホエールウオッチング体験記

沖縄の海といえば、夏のマリンスポーツなどをイメージする人が多いだろう。だが、冬の海でも沖縄ならではの楽しみ方がある。それがホエールウオッチングだ。

【上昇気流】(2023年3月15日)

「こんな静かな町で起こるなんて」――。事件現場でTV局のスタッフにマイクを向けられた地元住民がよく発する言葉だが、1月中旬の東京・狛江市の強盗殺人事件も多摩川沿いに土手道が続く平穏な街の一角で起きた。これまでに4人の実行犯が逮捕された。

電車でマスク着用は罰金? オーストリアから

オーストリアでは3月1日から市電や地下鉄などの公共交通機関に乗る時のマスク着用義務はなくなった。そして6月末までに全ての新型コロナウイルス危機対策は終了し、コロナ下で実施されてきた予防接種、検査、投薬は、通常の医療システムに統合される。

喉元過ぎても熱さ忘れるな

13日からマスク着用のルールが緩和され、屋内・屋外ともに個人の判断に委ねられることになった。

【上昇気流】(2023年3月14日)

新型コロナウイルス対策のマスクの着用が個人の自主判断となったが、街中やスーパーでは8~9割の人がマスクを着けていた。常に周りを見て行動する日本人、なお様子見が続きそうだ。

【上昇気流】(2023年3月12日)

菜の花の季節である。思い出すのは、東京の市ケ谷から飯田橋にかけての神田川の土手に咲いた菜の花のこと。普段はくすんだような土手が黄色のペンキでも塗られたかのように鮮やかだった。大学に通っていた時は、電車の車窓から見える菜の花に心を癒やされる気がしたものである。

【心をつむぐ】宗教を超える親心に感謝

宗教2世のことが取り沙汰されているが、今日の寺院や神社の後継ぎ問題も、別の面での2世問題だ。筆者の知り合いに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信仰を持ちながら、実家の寺院や神社の後を継いでいる人がいる。

【上昇気流】(2023年3月11日)

「絆」。訓読みで、きずな、つなぐ、ほだす。広辞苑にはこうもある。「断つにしのびない恩愛」。絆とは何という深みのある言葉だろうか。

街頭演説がない選挙運動 フィンランドから

3月2日、国会議員の任期満了により、総選挙に向けて各党の選挙運動が始まった。来月2日には、新たな200名の国会議員が選出される予定だ。

【上昇気流】(2023年3月10日)

近所の公園のモクレンの樹が白い花を一斉に咲かせた。今年もこの時期がやってきたと思う。12年前、三陸地方が巨大津波に襲われた東北地方で生死の戦いが続いていた時もモクレンの花の盛りだったが、被災地のことを思うと花を見ても心が和まなかった。

多発するスキミング被害にご用心 米国から

クレジットカード大国である米国で、カードから情報を盗み取るスキミング被害が急増している。データ分析会社によると、米国では昨年、被害に遭ったカードは一昨年の5倍の16万1000件以上だった。その総額は、年間1億㌦以上にもなるという。

【上昇気流】(2023年3月9日)

「野は枯れて遊水囲む無辺かな」。埼玉県在住の俳人、松永浮堂さんが地元の渡良瀬遊水地の広大さを詠んだ句だ。収めた句集も『遊水』。ここは茨城、栃木、群馬、埼玉の4県にまたがる湿地帯だ。

難し過ぎる沖縄の地名

沖縄と言えば「はいさい」や「めんそーれ」など、独特な方言が有名だ。これらは「ウチナーグチ」と呼ばれ、移住者が越えなければならない壁の一つだ。中でも、沖縄の地名が難解過ぎて読めないことがあるが、沖縄で暮らしていく上で絶対に避けては通れない。

【上昇気流】(2023年3月8日)

有名人のスキャンダルがしばしば報道される。が、その直後に大きな社会的事件が起きれば、スキャンダルは遠景に退く。当事者だった有名人にとってはラッキーだ。

韓国の地図には北朝鮮が入る? 韓国から

先日、知人たちと会食した時に韓国の地図が話題になった。ある中年女性が言うには「昔、小学校で先生から『わが国を略図で描くと33と描けばいいんだ』って習った」そうだ。「33」とは何のことか聞くと、朝鮮半島の黄海沿岸を北から南まで線でなぞらえると「3」の形になり、反対側の日本海沿岸を北から南まで同じく線でなぞらえても「3」の形になる、だから「33」だと言う。少し大ざっぱだが、言われてみるとその通りだ。

檀家減らさぬお寺の苦労

通勤途中のお寺の一角に「樹木葬」を銘打つ霊園ができたことは昨年8月、この欄で紹介した。当時、150基余りの埋め込み式墓石のうち、契約者は3件だったが、数日前、立ち寄ると、家名が刻まれた墓石は11基に増えていた。

【上昇気流】(2023年3月7日)

日本の島の数は、これまで6852とされていたが、実はその約2倍の1万4125だった――。伊邪那岐尊と伊邪那美尊の国生みが再び行われたわけではない。測量技術の進歩により地図表現が詳細化したためだ。

【上昇気流】(2023年3月6日)

教員志望者は減少傾向にあり、人材確保が喫緊の課題。その対策に文部科学省は、小中学校などの教員免許を最短2年で取得できる短大向けの「2種免許」の教職課程を、4年制大学でも特例的に開設可能にすることを決めた。
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