世界日報 Web版

コラム rss

将来の医療システム

全国紙に重粒子線を使ったがん治療を行う医療施設の広告が載っていた。重粒子線は文字通り重い粒子線のことで、患部だけに打撃を与えられる最新の治療法だが、既に一般化している。特にがんなどで組織の深部が侵されている場合、有効に働…

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芥川龍之介の「蜜柑」

新型コロナウイルス禍で適度な換気が必要なので、ステイホームの中、時々窓を開ける。ついこの間まで、外の空気には湿気と熱気がこもっていたが、今では結構冷たい。秋の深まりを感じる次第である。 雨の日も多いが、晴天の日は青空が澄…

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仏滅選挙は吉と出るか、凶と出るか

今回の総選挙は「仏滅選挙」だそうだ。公示日も投票日も仏滅で、これが岸田文雄内閣に吉と出るか、凶と出るか。巷間そんな話がある。手元の手帳を見ると、なるほど両日とも仏滅だった。 中国の古い暦の六曜は日を6種の吉凶に分ける。仏…

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都道府県魅力度ランキング

民間シンクタンク「ブランド総合研究所」の令和3年の都道府県魅力度ランキングが発表され物議を醸している。 このランキングは1位にどこが選ばれるかより、最下位がどこかが話題になる。昨年の40位から44位にランクを落とした群馬…

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ネウボラの国でも少子化 フィンランドから

 フィンランドの人口は現時点で約550万人だが、統計局は9月末、人口は2034年に減少し始めると発表した。昔の統計局の予測では少なくとも2060年までは増加し続けると見込まれたが、今回の発表で少子高齢化社会の加速がクロー…

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もう始まった年末セール ー米国から

例年は11月下旬のブラックフライデーで幕を開ける米国の年末商戦だが、今年は1カ月以上前倒しですでに始まっている。  昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店舗での混雑を避けるため、ブラックフライデーに集中させていた…

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寒桜は今年は随分と早い

自宅で仕事をする日が多いが、よく散歩もする。この辺り、東京・三鷹市の郊外には、造園業者の樹木園や農家の畑が多く、作物の実り具合や草木の様子を見るのが面白い。 イチョウを栽培する農家では、収穫したギンナンを販売し始めた。里…

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沖縄各自治体、ワクチン接種推奨であの手この手

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  新型コロナウイルスのワクチン接種率が全国最下位の沖縄。各自治体は接種を推進しようとキャンペーンを始めている。  中でも、最も積極的なのが浦添市だ。11月末までに2回目の接種を受けた…

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必要は発明の母

今夏発覚した三菱電機の一連の検査不正問題について、外部の調査委員会が報告書をまとめ、「手続きを軽視し、安易に検査手法を変更していた」と結論付けた。 同社はわが国の代表的メーカーの一つだ。会長を辞任した柵山正樹氏は、不正が…

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アメリカのような車社会の街作り進む東京近郊

 東京都町田市にあるコストコ多摩境倉庫店に行ってきた。息子と娘が会員になるので一緒に行こうと誘われたためだ。緊急事態宣言解除後2回目の日曜日ということもあって、家族連れの客で大変な混雑だった。  アメリカ式の大作りの店内…

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日本びいきの脱北者 ー韓国から

 15年来の友人とソウルで久しぶりに会った。もともと彼は日本生まれで中学2年まで関西で育った在日朝鮮人だったが、「帰国事業」で組織の幹部だった親戚に連れられ北朝鮮に渡った。そこで大学を出て就職した後、結婚して子供ももうけ…

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人間国宝の柳家小三治さん

落語家で人間国宝(重要無形文化財)の柳家小三治さんが亡くなった。81歳だった。リウマチ、糖尿病に加え、2017年には変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう)の大手術を受けるなど、体は決して丈夫でなかったが、病躯(びょう…

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タンザニア出身の作家にノーベル文学賞

ノーベル文学賞の受賞者

このほど発表されたノーベル文学賞の受賞者は、残念ながら有力候補の村上春樹氏ではなく、タンザニアのアブドゥルラザク・グルナ氏だった。 毎年この時期になると、今回こそはという報道がなされる。その意味で、今年ばかりは静かな反応…

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新渡戸稲造と『武士道』

5千円札の肖像で馴染(なじ)み深かった新渡戸稲造には『武士道』の名著がある。1899年にニューヨークで発刊され、ジョン・F・ケネディらに愛読された。 新渡戸が執筆を思い立ったのは、ベルギーの法学者ド・ラブレーとの会話から…

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コロナ禍でも「中秋の焼き肉」 ー台湾から

 「中秋節は家族で焼肉」というのが台湾の風習だ。スーパーに焼肉用品が並び始めると中秋節が近いことを思い出させる。一風変わったこの風習だが、1980年代後半、ある企業が「中秋節は家族で焼肉を」と銘打ち、焼肉のタレを大々的に…

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台湾海峡情勢、対岸の火事ではない

台湾海峡をめぐる情勢が緊張の度合いを高めている。1日から4日にかけ中国軍機計149機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、挑発・威嚇。台湾の邱国正国防部長は立法院(国会)で「2025年にも本格的な(台湾への)侵攻が可能…

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【韓国紙】不安な次期大統領候補の安保識見

韓米同盟の離間謀る北  韓半島情勢が揺れ動いている。北朝鮮は休む間もなくミサイルを試射し、韓米同盟を離間させる策略を使っている。9月の1カ月間に長距離巡航ミサイル、列車から発射する弾道ミサイル、極超音速ミサイル“火星8型…

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米誌タイム、影響力ある100人に大谷翔平選手

B・ルースと大谷翔平

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  スポーツや芸能記事を見ていると、“マンガから出てきた男”(マンチッナム)という表現に接するようになる。非現実的に優れた外見や能力を持った男性を指す縮約語だ。ところが、マンガですらあ…

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雄大なアスワンのナイル川 ーエジプトから

 エジプトにある数多くの眺望に中で、一番心穏やかに楽しめる風景はどこだろうかとの問いがあるとすれば、それはアスワン市内を南北に流れるナイル川の風景だと答えたい。雲一つない快晴の中で、真っ青な川の上を、無数のヨットがゆった…

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動物に出会う機会

山登りをしていて動物に出会う機会は結構多い。雪の降り始めた時期の飯豊山塊で、山形県側のブナの森を下っていた時、ニホンザルの群れが現れ、枝から枝へ飛び移りつつ、いつまでもわれわれに付いてきた。 動物との出会いは、場所と時期…

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温かい豆腐が店頭から消えた、支援事業展開へ

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  10月2日は語呂合わせから「豆腐の日」。豆腐は沖縄の台所に欠かせない食材だ。植物性タンパク質が豊富で、値段も手ごろで、簡単に満腹感を得られる。沖縄では、チャンプルー料理として炒めて…

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投打二刀流で大活躍した大谷翔平選手

今季の米大リーグでは、日本人選手が野球選手の可能性を大きく広げた。投打二刀流で大活躍したエンゼルスの大谷翔平選手である。どちらか一つでも一流になるのは大変な中、投打共に優れた成績を残したことには驚嘆するばかりだ。 惜しく…

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世界に誇る日本の救急車の親切な対応を体感

 新型コロナの新規感染者が、東京で一日2000人近くを数えていた頃だった。朝早く、駅に向かう路地を歩いていたら、犬を連れた女性(60歳前後か)が血相を変えて走り寄ってきた。  「人が倒れているので、救急車を呼んでください…

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