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経済 rss

みずほATM障害、信頼を裏切った責任は重い

 みずほ銀行の現金自動預払機(ATM)で、キャッシュカードや預金通帳が戻って来なかったり、預金引き出しなどの取引ができなくなったりする障害が発生した。  みずほ銀は過去にもトラブルを引き起こしている。顧客の信頼回復は容易…

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国内景気 依然見通せない本格回復

 2020年10~12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比12・7%増と2期連続のプラス成長となった。新型コロナウイルスの感染拡大で停滞した経済が国内外で持ち直し、個人消費や輸出が牽引(けんいん)した…

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異次元金融緩和の変遷と展望

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 量的拡大から金利誘導へ 実現時期予測できぬ物価2%  黒田東彦総裁が日本銀行に着任し、「異次元金融緩和」(総裁自身の命名)を実施して以来、8年を経過した。この8年間に、「異…

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今年の日本経済を展望する

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 悪材料出尽くし反動回復か 事業変革や脱炭素などが課題  2021年の年頭に当たり、今年の日本経済を展望してみたいと思う。  振り返ると、この2年間の日本経済は散々であった。…

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新年の日本経済 コロナ収束後の成長力強化を

 2021年の日本経済がスタートした。4日の東京証券取引所大発会は、前年末比185円79銭安の2万7258円38銭で引けた。株価は景気の先行きを示すものだが、今年はどんな展開になるか。  新型コロナウイルス感染が再拡大の…

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12月日銀短観 景況感改善の鈍さ浮き彫りに

 足元の景況感は製造業、非製造業とも大企業から中小まで改善したが、先行きは新型コロナウイルス感染の再拡大で不透明感が増しており、非製造業では悪化を見込む――。12月の日銀短期経済観測調査(短観)が示す企業の景況感である。…

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経済史における2020年の位置付け

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 終了したアベノミクス 供給改革重視の中期経済戦略へ  2020年の日本経済は、新型コロナウイルス感染症に振り回された、慌ただしい1年間であった。外出自粛や密集回避などに伴い…

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コロナ禍の景気 回復力弱く長期停滞の懸念

 新型コロナウイルスの影響によって歴史的な落ち込みとなった前期の反動で大きな数字になったが、回復力は弱く、コロナ第3波への警戒感から伸び悩みが懸念される――。  2020年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値が示す景気…

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東ア経済連携 中国の影響力強化に警戒を

 日本と中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など15カ国は、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉で合意に達して協定文書に署名した。世界経済・貿易の3割を占める最大規模の自由貿易圏が誕生する。  日本の…

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試される菅首相の経済政策

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 景気回復にはなお時間 中期戦略は順調にスタートか  菅義偉内閣が発足して間もなく2カ月になる。新聞報道によると、就任直後、菅首相は議員会館の自室で毎日のように民間人・学者と…

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経済安保 中国念頭に体制強化を急げ

 中国が軍事・経済両面で影響力を強める中、伝統的安全保障の枠を超え、経済的影響を考慮した「経済安全保障」 の体制強化が急務となっている。 自民が法制定求める  中国の人民解放軍は世界中の通信ネットワークを通じて、攻撃的な…

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9月日銀短観 悪化歯止めも回復に鈍さ

 新型コロナウイルス禍による景況感の悪化に歯止めはかかったが、回復のペースは鈍く、ばらつきが目立つ――9月の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)が示す企業の現状である。  経済活動再開で最悪の状況は脱したが、感染拡大の収…

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東証売買停止 取引所への信頼損なうな

 東京証券取引所がシステム障害の発生で全銘柄の売買を終日停止した。大きな混乱を招いた責任は重い。原因究明と再発防止を徹底すべきだ。 システム障害が発生  東証によると、富士通が開発した株式売買システム「アローヘッド」を運…

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コンビニ調査 ビジネスモデルの見直しを

 公正取引委員会がコンビニエンスストア業界の実態調査結果を公表した。24時間営業について、加盟店オーナーの3分の2が見直したいと回答する一方、コンビニ本部が「交渉に応じていない」ケースもあり、独占禁止法に違反する可能性が…

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安倍長期政権と日本経済

鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木 淑夫 低成長の真因は供給側に 新規企業の市場参入促進を  安倍晋三首相が憲政史上最長の連続在職日数という記録を残して退任する。ここで大切なことは、「何日間在職したかではなく、何を…

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マイナス27%成長 焦らず地道に経済再生図れ

 大方の予想通り、厳しい数字になった。内閣府が発表した2020年4~6月期の実質GDP(国内総生産)は前期比7・8%減、年率では27・8%減と大幅なマイナス成長である。  新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための緊急…

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デジタル通貨から考える貨幣の本質

 ここ10年ほどの間、ウェブのネットワーク上で電子的決済手段として流通しているデジタル通貨の発達には目覚ましいものがある。「Suica(スイカ)」や「PayPay(ペイペイ)」などの電子マネーはデジタル変換された支払い手…

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鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木淑夫氏

自律的景気後退とコロナ禍

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 19年初めから後退局面に コロナ重なりV字型回復困難  日本経済は、昨年10~12月期から本年4~6月期まで、3四半期連続のマイナス成長という厳しい落ち込みを経験した。しか…

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6月日銀短観 苦境の長期化回避に全力を

 予想通りの深刻な数字だ。6月の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)は、ほぼ全業種で景況感が落ち込み、新型コロナウイルス禍の企業に与えた打撃の大きさを浮き彫りにした。  経済活動は再開したが、感染第2波への懸念は強く、本…

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鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木淑夫

日本経済の前途は問題山積

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 大型措置の副作用に注意 非製造業の生産性向上を図れ  日本経済の激しい景気後退が進んでいる。昨年10~12月期には、景気後退の気配が広がる中で、消費税率引き上げを強行し、大…

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3・4%マイナス、未曽有の危機に財政惜しむな

 新型コロナウイルス禍の影響出始めは年率3・4%のマイナス成長――。内閣府が2020年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値を発表した。これで2期連続のマイナス成長になり、景気後退入りが確実となった。4~6月期はコロナ禍…

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コロナ禍で進む世界の景気後退

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 マイナス成長続く日本 長期化なら金融危機の恐れ  新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、世界的に景気後退が進んでいる。  米国では1~3月期の実質成長率が前期比年率でマイナ…

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食料輸出規制 安定供給体制を揺るがすな

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ロシアなど一部の国々は小麦やトウモロコシなどの輸出を制限し、食料を囲い込む動きを見せている。  感染収束のためにも、各国・地域は協調して食料の安定供給を維持すべきだ。  ロシアなど十…

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