上田 勇実

昭和40年(1965年)静岡県生まれ。学習院大学法学部卒。統一日報社勤務などを経て入社。2005年1月から約10年間、ソウル特派員を務め、現在、編集委員。

教師が授業中に尹大統領批判 北追従の韓国版日教組が跋扈

韓国で今月初めに実施された統一地方選挙では、全国17主要市・道の教育行政を仕切る教育監の選挙が同時に行われ、北朝鮮に追従し、日米を敵視する偏向的な理念教育で知られる全国教職員労働組合(全教組)の問題が改めてクローズアップされた。選挙では過半数の革新系候補9人が当選、このうち6人が全教組出身で、教育の左傾化に歯止めをかけにくい状況が続きそうだ。

コロナ禍まで政治利用 陣頭指揮で“献身”誇示 北朝鮮・金正恩氏

今月12日に突然、新型コロナウイルス初感染の「事実」を発表し、「最大非常防疫体制」への移行を宣言した北朝鮮。だが、当局が発表する感染者数の急激な増減には不自然な部分もあり、実態は定かでない。代わりに目立つのは防疫対策に奔走し、世界に類を見ない2年以上の「ゼロ・コロナ」を実現させたという金正恩総書記を称えるムードだ。そこからはコロナ禍まで政治利用しようという思惑が浮かび上がる。

米韓首脳 中朝への弱腰改めた尹氏 【解説】

韓国の文在寅前政権が推し進めた北朝鮮に対する一方的擁護、米中覇権争いの中で目立った中国への低姿勢を、今月就任したばかりの尹錫悦大統領がきっぱり改めたことが今回の米韓首脳会談での最大の成果だろう。韓国は失われつつあった米国の信頼を取り戻す契機をつくったと言える。

文前大統領の疑惑にフタ? 波紋呼ぶ韓国の検察骨抜き法

韓国国会で今月初め、重大犯罪に対する検察の捜査権を大幅に制限する関連法の改正案が通過し、波紋を呼んでいる。多数派の革新系野党「共に民主党」が文在寅前政権下での疑惑をめぐる検察の追及をかわすため、尹錫悦政権が発足するまでの短期間に性急に進めたもので、保守派を中心に反発が広がっている。

南北再び対決モード 米との同盟強化へ―尹次期政権

北朝鮮は先日の「朝鮮人民革命軍」創立90周年の行事で、金正恩総書記が核の先制使用を示唆するなど強硬姿勢を鮮明にした。一方、韓国は来週発足する保守系の尹錫悦次期政権が米国との同盟強化を打ち出し、今月下旬にはバイデン米大統領との首脳会談に臨む。南北は再び対決モードに入っている。

疑惑捜査巡り新旧政権激突 韓国

韓国の文在寅政権が、退任後に予想される自らと周辺が関わった不正疑惑に対する捜査を恐れ、それを回避する検察骨抜きの法案を国会で通過させようとしている。来月発足の尹錫悦新政権は検察人事などに影響力のある法相に最側近を登用して対抗する構え。早くも新旧政権が激突している。

韓国に半島有事への警戒感 ウクライナ危機と共通点

ロシアによるウクライナ侵攻は、さまざまな点で韓国に安全保障上の課題を改めて突き付けている。特に韓国とウクライナは核を保有する独裁国家と隣り合わせ、強大国に囲まれた地政学的な宿命まで共通する。このため朝鮮半島有事への警戒感も高まっている。

脱「文在寅路線」 「非常識」な革新政治に歯止め

「文政権の5年間は、われわれが半世紀以上、常識と考えてきた自由民主主義と市場経済が覆されそうになった時期。だが、尹氏当選でようやくそれにも歯止めが掛かる」  韓国大手政策研究所の元所長は、尹氏当選の意義をこう語った。

強硬な北と対峙 有事に大量報復も辞さず

北朝鮮の対韓国宣伝ウェブサイト「わが民族同士」は先週、韓国大統領選後、初めて尹錫悦氏と保守系最大野党「国民の力」を批判する論評を掲載した。

対日改善に意欲 「徴用工」「慰安婦」の棘抜くか

「お互いできるだけ早く対面でもお会いし、対話を行いたいということは、私からも先方(尹錫悦氏)からもあった」  当選した尹氏と電話会談した岸田文雄首相は、記者団に会談内容をこう明らかにした。

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