森田 貴裕

イスラエル首相、ガザ「回廊」への軍駐留継続 停戦近くない

イスラム組織ハマスの壊滅を目指すイスラエルのネタニヤフ首相は9月初め、記者会見を2回開き、パレスチナ自治区ガザ南部とエジプトの境界沿いの「フィラデルフィ回廊」と呼ばれる緩衝地帯について、安全保障上不可欠だとして、イスラエル軍の駐留を続けると主張した。人質解放と停戦を巡る交渉に向けては、ハマスとの溝は依然として埋まらない状況だ。

イラン、イスラエル攻撃先延ばしか ヒズボラは報復を開始

イスラエルがイランやその代理勢力による攻撃を警戒する中、イランの革命防衛隊は対イスラエル攻撃の先延ばしを示唆した。一方、レバノンのイラン系イスラム教シーア派組織ヒズボラは25日、イスラエルに大規模攻撃を開始したと発表した。イスラエル北部で緊張が増している。

ハマス幹部暗殺 イラン新大統領 全面戦争を懸念  最高指導者は報復宣言 

7月末、イスラエル軍がレバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高幹部を殺害した。イランではイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が殺害された。ヒズボラやイランが報復を宣言する中、イスラエルは厳戒態勢を敷いた。中東で緊張が高まっている。

ハマス最高指導者死亡 イラン首都でイスラエルが暗殺か

パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスは31日、最高指導者ハニヤ氏がイランの首都テヘランで殺害されたと発表した。市内の滞在先で「裏切り者のシオニスト(イスラエル)による攻撃」で殺害されたと主張、イスラエルによる暗殺との見方を示した。

ゴラン高原にロケット弾 12人死亡 イスラエル ヒズボラ 全面衝突懸念

イスラエルが占領するゴラン高原にあるサッカー場を27日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが発射したとみられるロケット弾が直撃し、子供や若者少なくとも12人が死亡、20人以上が負傷した。イスラエル軍が同日、発表した。昨年10月にレバノンからイスラエル北部へ攻撃が始まって以来、イスラエル側の民間人犠牲者数としては最多となった。

ISが勢力拡大 アフガンが再びテロの温床に

2021年8月に米軍がアフガニスタンから撤収し、イスラム主義組織タリバンが政権を掌握して以来、国際テロ組織アルカイダや過激派組織「イスラム国」(IS)などのテロ組織が勢力を拡大、再びテロの温床になっている。テロの脅威はアフガン国内に留(とど)まらず、世界の指導者はテロの増加に懸念を表明している

ハマス、ガザ交渉「振り出し」と警告

パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市でイスラエル軍が攻撃を強めていることを受け、イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏は8日、声明で「戦闘が激化すれば、交渉プロセスを振り出しにする」と警告した

ガザ停戦交渉、イスラエル首相が条件「いかなる合意でも 戦闘再開できる」

イスラエルのネタニヤフ首相は7日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止と人質解放を巡る交渉について、「いかなる合意でもイスラエルの全ての目標達成まで戦闘を再開できる」とする条件を示した。イスラエル首相府が発表した

ガザ停戦でハマスが回答 イスラエル「内容を精査」

イスラエル首相府は3日夜、パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡る交渉で、仲介国を通じてイスラム組織ハマスからイスラエル側の交渉を担当する対外情報機関モサドに対し新たな回答が示されたと発表した

イラン、核兵器製造に着手か 米・イスラエルが連帯

パレスチナ自治区ガザやイスラエルとレバノンの国境に国際社会の目が向けられる中、イランが核開発を拡大し、核兵器の製造を議論している。イスラエルは再びイランの核の脅威に目を向け始め、米国も対イランで共に戦うと表明した

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