森田 清策

「心は女」の男、女湯侵入事件の波紋 女性守る法整備の声高まる 「LGBT法」推進議員に批判

「心は女性」と自称する男による女湯侵入事件が波紋を広げている。こうした事件が起きる懸念は、今年6月のLGBT理解増進法の成立前から指摘され、同法反対の大きな理由でもあった。このため、同法を推進した自民党議員に批判が集まる一方、女性の安全を守るための法整備の必要性も浮上している。(編集委員・森田清策)

「サラリーマン記者が牙剥かぬ」と、テレ朝の旧ジャニーズ検証番組

明日から師走。1年を回顧するテレビ番組が多くなる。一足先に振り返ると、「性」に関する大ニュース続出の1年だった、というのが筆者の印象だ。今年3月、英BBCが故ジャニー喜多川氏による性加害に関するドキュメンタリーを放送。6月には、LGBT理解増進法が施行された。

被害情報の再検証が必要だ 「家庭連合」解散請求どう見る?ユーチューバー・三津間弘彦氏に聞く(下)

――世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令請求について、新聞・テレビには「請求が遅すぎた」と自民党政権を批判する論評はある。しかし、異議を唱える主張はほとんどない。そんな中で、教団擁護のスタンスを取る三津間さんのユーチューブ発信は異色だ。

反共思想でイメージ変わる「家庭連合」解散請求どう見る?ユーチューバー・三津間弘彦氏に聞く(中) 

ユーチューブ発信は2021年8月から始めた。もともとは中国古典の紹介や陰謀論・都市伝説系のユーチューバーを目指していた。しかし、現在の政治や報道のあり方に不安を覚えるようになり、何か言わなければならないと考えるようになった。そこから政治・時事問題をテーマにした発信がメインになった。

「家庭連合」解散請求どう見る? ユーチューバー三津間弘彦氏に聞く(上)

岸田政権が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令を東京地裁に請求した。国民の8割がこれを評価する世論調査結果が出る中、岸田政権の対応を厳しく批判するユーチューバーがいる。三津間弘彦さん(38)だ。安倍晋三元首相暗殺事件以降、新聞・テレビの既存メディアが教団批判を続けるのに、なぜ教団擁護の発信を続けるのか。三津間氏に聞いた。

旧統一教会 首相“嘘答弁”浮上で解散命令請求手続きに「赤信号」と若狭勝弁護士

岸田政権が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令を東京地裁に請求した。世論調査では、国民の約8割がこれを評価するという。ところが、「岸田総理の信用が著しく失われることになりかねない事態だ」と、「赤信号」(レッドカード)を掲げる弁護士がいる。東京地検特捜部副部長や東京地検公安部長などを歴任した若狭勝氏だ。

「発達障害」への違和感 曖昧な概念で当事者増やす

医者は科学者の側面を持ち、実証的・論理的な思考をするものだと思っていたが、精神科に限ればどうも違うようだ。月刊「Voice」11月号掲載の精神科医の岩波明(昭和大学付属烏山病院病院長)の論考「発達障害をめぐる誤解」を読んで、そんな思いを強くした

【特報】表面化しにくい性的虐待 被害者、心の傷に長期苦しむ

全国の児童相談所(児相)への虐待相談件数がまた過去最高を記録した。政府は児童福祉司などを増員して対応するが、虐待増加に追いつかない。中でも性的虐待は心の傷(トラウマ)が深刻でありながら表に出にくいため、支援を受けられず長く苦しむ被害者が少なくない。性的虐待を中心に、被害者支援について考えた。

旧統一教会 解散請求問題で首相に「嘘」答弁させたと自慢する小西動画拡散

「(昨年の)臨時国会が始まる前、統一教会には『解散命令は適用できない』と閣議決定していた。それをひっくり返させるのをどうするかというと、今までは文化庁が『信教の自由が大事だ』と、一つの役所で考えていたのを改めて、岸田政権全体、内閣法制局や法務省も呼んでみんなで議論したら、宗教法人法の解散命令に、民法の不法行為も適用できると考えを変えたと言ったらいい。

LGBT問題「割り当てられた性」表現にこだわるNHK、その意図は

自分の持つ性欲や性別感覚などで悩みや生きづらさを感じている人はそれほど多くはないにしても存在する。だから、親や友人をはじめとした周囲の人には、当事者の葛藤を理解しできる限りの支援を惜しまないことが求められる。

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