森田 清策

「劣等民族」発言の青木理氏が謝罪・出演自粛

筆者は「世界日報」9月26日付「メディアウォッチ」欄で、TBS「サンデーモーニング」(サンモニ)のコメンテーターであるジャーナリスト青木理氏がユーチューブ番組で、自民党支持者を「劣等民族」と誹謗し、その後、黙りを決め込んでいる問題を取り上げた(「『劣等民族』発言で大炎上する青木理氏『サンモニ』は起用続けるか」)。この論考はその続報である

「劣等民族」発言で大炎上する青木理氏 「サンモニ」は起用続けるか

自分の世界に閉じこもって他人や他部門に関心を示さなくなることを「たこつぼ化」という。ユーチューブ利用者は、自分の考えと同じかそれに近いコンテンツばかりを見る傾向が強い。PCやスマホでは、所有者の利用傾向に合わせたコンテンツが優先表示されるから、それらを見続けると、当然視野が狭くなる。

「選択的夫婦別姓」への反論

自民党総裁選で「選択的夫婦別姓」の是非が争点の一つになっている。世論調査で人気の高かった小泉進次郎氏が実現に意欲を示していることが大きく影響している。その小泉氏の推進姿勢は、日本経済団体連合会(経団連=十倉雅和会長)が今年6月に同制度の早期実現を政府に提言したことと関係がありそうだ。

「岸田首相の評価」言葉だけの憲法改正

岸田文雄総理が就任から3年持たずに退陣する。保守論壇を見ると、岸田氏への厳しい評価が目立つ。保守派の論客として知られるジャーナリストの櫻井よしこ氏は、福井県立大学名誉教授の島田洋一氏との対談「次の総理とトランプ」(「正論」10月号)で、安保三文書の策定や原発の再稼働などでは「評価したい」とする一方、最も大事な憲法改正や皇位継承の安定化のための法整備は後回しにしたと失望をあらわにした。

「京都国際」の校歌に関心持たぬ野球部関係者の本音伝えるウェブ記事

夏の甲子園で優勝した京都国際高校(京都市)は、生徒数が140人弱しかいない。甲子園の常連校は生徒数1000人を超える私立高校が多い中、よくぞ「深紅の大優勝旗」を手にすることができたものだ。同校野球部生徒と関係者の頑張りに拍手を送りたい。

厳かさ消える「8月15日」手放した宗教性・先祖崇拝

日本人にとって、8は特別な月だ。「あの世」から家に戻ってくる先祖の霊を祀(まつ)るお盆の一連の行事が行われる。その間に「終戦の日」(8月15日)を迎え、あの大戦で亡くなった死者に哀悼の意を表すとともに、戦争の惨禍を振り返る。戦前の価値観と“家制度”否定の法体系から、核家族化と個人主義が当たり前となった現在、先祖との絆、歴史との繋(つな)がりは弱くなったが、8月はそれらを確認する上で、わずかに残った貴重な時期と言えよう。

【パリ五輪】選手が「エゴイストに見えてくる」と投稿し炎上の上野千鶴子氏

パリ五輪が終盤に入り、国ごとのメダル争いも熾烈(しれつ)になってきた。1位は米国かそれとも中国か。日本オリンピック委員会(JOC)は日本選手団の目標として、金メダル20個を掲げているが、果たして達成できるのか、気になるところだ。

米大統領選は「核のボタン」委ねる相手決める選挙と指摘した手嶋氏

米国のハリス副大統領が民主党の大統領候補に指名されるのが確実となった。現地の世論調査では、同氏に対する支持率は共和党のトランプ前大統領と拮抗(きっこう)しているという。同氏は民主党内でも左派で、政治手腕についても未熟だと言われている。今回の世論調査は、バイデン大統領が撤退することで、トランプ氏を倒す可能性が増すなら、候補者に拘らないという民主党支持者の心理が見て取れる。

自民党は今でも「保守政党」か? 反共消えポピュリズムに

安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから2年が経(た)った。「戦後レジームからの脱却」「日本を取り戻す」というメッセージを発信し続けた稀代(きだい)の保守政治家を失い、そこに派閥パーティー収入不記載事件が重なり、自民党は結党以来の危機を迎えている。

【記者の視点】「理解増進法」の影響

「人間の性を、体の違(ちが)いによって男性と女性の2つに分ける考え方は、日本の社会に根強く残っています。しかし、人間の性は単純(たんじゅん)に『男性』と『女性』に分けられるものではありません」(大修館書店「最新 中学校保健体育」)。

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