増 記代司

左翼学者と朝日の欺瞞的護憲論を白日の下に晒した西修氏の新著

駒沢大学名誉教授の西修氏(比較憲法学)が今年3月に『憲法一代記』(育鵬社)を上梓(じょうし)した。副題に「世界195か国の憲法を研究した私の履歴書」とある。440ページに及ぶ力作で6月に入ってようやく読み終えた。その読後感はずばり、この一冊で憲法のすべてが学べるのである。

少子化対策で「個人の尊重」に呪縛されゼニ勘定ばかりになった保守紙

読売の書評面に月1回、「空想書店」と題する欄が設けられている。自宅などにある蔵書を書店になぞらえ、お薦めの本を紹介する趣向で先月は伊吹文明元衆院議長が登場した(5月17日付)。その中で伊吹氏は「一番大切にしてきたのは『保守』の理念」とし、英政治思想家エドマンド・バークの『フランス革命の省察』を取り上げている。

蓮舫氏の都知事選出馬 本音と計算をスルーする政局目線の各紙

「私たちはこの都市を占拠する(革新自治体を作る)ことによって、国家権力を包囲してしまう」。かつて革新首長(旧社会党・共産党が与党)のリーダーだった飛鳥田一雄・元横浜市長は北朝鮮を訪問した際、金日成主席(当時)にこんな「革命戦略」を披歴した。立憲民主党の蓮舫参院議員の場合はこうである。

「ニッポン」読みに圧力かける朝日、憲法の「国民」に珍論唱える毎日

ありゃま、びっくらこいた、たまげたわー。こんな声が聞こえてきそうだ。「ニッポン! チャチャチャ」―、スポーツ応援でしばしば鳴り響く、このフレーズにある「ニッポン」という発音は軍国主義につながるから「ニホン」と言うべし。こんな説教を朝日の高橋純子編集委員が25日付コラム欄「多事奏論」でのたまっていたので驚かされた。

ハト派・宮沢喜一元首相の改憲も集団的自衛権も辞さない「遺言」

自民党ハト派の代表といわれた宮沢喜一元首相(2007年死去)が40年間に及ぶ日々の出来事を記録した「日録」を遺(のこ)していた。朝日は2月に日録の存在を“スクープ”し、その後、政治学者の解説などを交えて報じている。初報は同25日付。デジタル版では5月9日まで「宮沢喜一日録 戦後政治の軌跡」と題して23回にわたって連載している。

新年度が始まって40日、日本の「危殆」を綴ったさだまさしのコラム

新年度を迎えて先週、40日が経(た)った。キリスト教では40は神の数字とされ、ノア、モーセ、ダビデや預言者、そしてイエスの生涯にしばしば40日や40年が登場する。それにあやかって4月以降の紙面に何か「啓示」でもなかったかと振り返ってみた。すると、シンガーソングライターのさだまさしさんの言葉が心に浮かんだ。

自民改憲案への支持を証明した朝日世論調査と素直に報じない朝日

先週の憲法記念日の3日、朝日の世論調査に感心させられた。いささか怪しい質問もあったが、概(おおむ)ね丁寧に「改憲」について聞いていたからだ。当の朝日が調査結果を素直に報じていなかったので同日付紙面から紹介したい。

根深い「敗戦国根性」 「主権回復から72年」関連する記事は無し

4月28日はサンフランシスコ講和条約が1952年に発効し日本が主権を回復して72年の記念日だった。同日付の各紙に目を通してみたが、これを扱った記事は保守の産経や読売にもない。新聞は左右を問わず、そろって主権回復の日を忘却の彼方に葬り去ってしまったようだ。

「大東亜戦争」巡り小さく報じて大きく騒ぐ朝日とそれを批判する産経

「大東亜戦争」を巡って朝日と産経が論争を繰り広げている。朝日はこの呼称を使うなと主張し、産経は使って何が悪いと反論する。戦争の呼称を巡ってこれだけ熱くなるのは、言うまでもなく歴史観に根本的相違があるからだ。

日米首脳会談の社説から抜け落ちた「ショー・ザ・フラッグ」の視点

元統合幕僚会議議長の西元徹也氏の訃報が11日付の新聞に載った。毎日は「3日死去。葬儀は家族で営んだ。喪主は長女宮奈香織(みやな・かおり)さん」と、僅か4行の短文だった。1992年に自衛隊を国連平和維持活動(PKO)に初めて派遣した当時の陸上幕僚長で、自衛隊の海外活動に先鞭(せんべん)を付けた苦労人だが、このことを記したのは読売と日経だけ。それも短文だったので、いささか寂しさを覚えた。

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