早川 友久

「米が防衛明言」台湾での報道

訪日したバイデン米大統領が岸田文雄首相との日米首脳会談後、記者会見で「米国は台湾有事が起きた場合に軍事的に関与するのか」と問われ、「イエス」と即答した。さらに、「関与するのですね」と念を押されたバイデン氏が「それがわれわれの約束だ」と発言したことを受け、台湾メディアは「米国が台湾防衛を明言」と大きく報じたのである。

南太平洋国家の台湾断交 中国、軍事拠点化狙い布石

現在、国際社会の耳目がウクライナに集まっている。しかし、その裏側で中国が着々と南太平洋における覇権確立を目指す行動を進めていたことが、台湾をはじめ米国やオーストラリア(豪州)などの民主主義国家に衝撃を与えている。

ウクライナ危機と台湾世論 参戦、米軍より自衛隊を信頼

ロシアによるウクライナ侵攻は台湾にも大きな衝撃を与えた。プーチン大統領は昨年7月に発表した論文で「ロシア人とウクライナ人は一つの民族である」と主張し、ウクライナ侵攻前の演説では「ウクライナはわれわれの歴史、文化、精神と不可分だ」と述べている。ロシアを中国に、ウクライナを台湾に置き換えれば、そのまま中国が台湾統一の正当性を強調する際の論調と全く同じだからだ

ウクライナ侵攻と台湾 米、迅速に訪問団派遣

ロシアがウクライナに軍事侵攻した光景は、台湾の人々にも「今そこにある危機」が確かに存在することを再認識させた。時を同じくしてネット上で飛び交い始めたのが「今日のウクライナは明日の台湾」という言葉である。

断交50年の日台「積み木外交」 米欧と共に深化する実務関係

今年は日台にとって特別な年だ。1972年9月29日、日本が中華人民共和国と国交を樹立し、中華民国(台湾)と断交してから50年が流れたのである。ただ、この50年を振り返ってみると、日台間に外交関係がないことをことさら嘆く必要はないのかもしれない。そう思わせるほど昨今の日台関係は緊密化の度合いを高めている。

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