藤橋 進

切り紙絵で新境地開いた巨匠 国立新美術館「マティス 自由なフォルム」展

東京・六本木の国立新美術館で「マティス自由なフォルム」展が開かれている。20世紀美術の巨匠アンリ・マティスの後半生の活動の舞台となる南仏ニース市のマティス美術館の所蔵作品を中心に、最晩年の切り紙絵に焦点を当てた。マティス芸術の集大成となったヴァンスのロザリオ礼拝堂も再現展示している。

阿刀田高著『源氏物語を知っていますか』

『源氏物語』の作者、紫式部を主人公にしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が始まり、世界最古の長編小説を本格的に読んでみようという人もいるだろう。いきなり古典の『源氏物語』は難しいから、谷崎潤一郎をはじめとした現代語訳を読もうという人も少なくないと思われるが、それも全10巻近くで容易ではない。そこで勧めたいのが阿刀田高氏の『源氏物語を知っていますか』(新潮文庫)だ。

渡辺保著『吉右衛門 「現代」を生きた歌舞伎役者』

「吉右衛門の訃報を聞いた時、私は足元の大地が崩れ落ちていくような、喪失感を味わった」

多様な自然と先人の知恵が育む 国立科学博物館で「和食~日本の自然、人々の知恵~」

東京・上野の国立科学博物館で特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」が開かれている。2013年に「和食;日本の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録され、関心が世界的に高まっている和食。その和食を和食たらしめているのは何かに科学の切り口で迫り、その成り立ちと全貌を紹介する。

文人達が愛した尾道の風光 千光寺公園の「文学のこみち」を歩く

かつて瀬戸内海の海運の要衝として栄えた広島県尾道市。近年は映画の街として注目を集めているが、江戸時代には、その風光の美しさに引かれ、頼山陽、十返舎一九らの文人が来訪。明治以降も志賀直哉ら多くの作家が訪れている。

自由求める伝統「連帯」に継承 広島でワルシャワ蜂起80年展覧会

第2次大戦末期、ナチス・ドイツ占領下のポーランドで、地下国家の軍と市民が武器を取って立ち上がったワルシャワ蜂起から、来年で80年となるのを前に、「ワルシャワ。灰の中から甦(よみがえ)る不死鳥」展が、ワルシャワ蜂起博物館などの主催で広島市の旧日本銀行広島支店で開かれている。

古式捕鯨の勇壮さと優しさ 太地町立くじらの博物館を訪ねる

熊野灘に臨む和歌山県太地町は、400年の歴史を持つ捕鯨の町だ。今年の小型鯨の追い込み漁が9月に始まり、初の水揚げがあった太地町を訪ねた。

長谷川等伯生んだ「能登の小京都」 「能登畠山氏とゆかりの文化」展

桃山画壇の巨匠長谷川等伯の出身地、七尾市の石川県七尾美術館で、「能登畠山氏とゆかりの文化」展が開かれている(10月29日まで)。

解散請求は最悪のポピュリズム 【連載】第2次岸田再改造内閣の課題(4)

改造内閣発足後の記者会見で岸田文雄首相は「最後に、旧統一教会について一言申し上げます」と前置きしてこう述べた。「この問題にしっかりとした結論を出すべく、最後の努力を進めてまいります。宗教法人審議会の意見も伺いながら、法に基づき、最終的に判断をしてまいります」

関東大震災きょう100年 「有事」への備え 首都・政府機能の地方移転急げ

10万人を超す死者・行方不明を出し、帝都東京に壊滅的な打撃を与えた関東大震災から百年、巨大化し一極集中が進む首都東京は、より大規模な災害のリスクに直面している。深刻な人口減の要因の一つにもなっている東京一極集中を打破するために、首都機能と政府機能の移転を急ぐべきである。

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