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半導体への官民投資が世界で急加速していると指摘するエコノミスト

 世界的な供給不足で話題となっている半導体。かつて日本のお家芸とされていた半導体産業が今や中国、韓国、台湾に抜かれて瀕死(ひんし)の状況と報道されていることもしばしば。ところが、実際のところは日本の半導体産業は死んではおらず、半導体の製造装置や材料といった分野でトップシェアを握るなど世界に存在感を示している。その一方で、各国では今、半導体の爆発的な需要増に備えて投資競争を拡大させている。

国内啓発へあらゆる努力ー北方領土対策局長 篠原信之氏

 戦後76年余りの歳月を経た北方領土返還要求運動。ロシアの不法占拠が続く北方四島の返還に向け、政府はビザ(査証)なし交流など四島との交流等事業を進めてきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大でここ2年間中断を余儀なくされている。

上昇気流(2022年2月7日)

衆院予算委員会の新型コロナウイルス対策に関する参考人質疑で、河野茂・長崎大学長が「パンデミック(世界的大流行)を含めた感染症の迅速な情報の収集、解析、対応作成は国防の要」と訴えた。その中で「国産治験薬の早期承認の仕組みの導入」を挙げ、海外の治験に頼っている現状を批判した。その通りだ。

4島返還へ機運醸成を 軍備・経済支配強めるロシア

 北方領土問題への理解と関心を深めるために制定された「北方領土の日」は、今年で42回目を迎える。2月7日は、日本とロシアの国境が択捉島とウルップ島の間にあることを定めた「日露通好条約」(1855年)が調印された日であり、北方領土が日本の領土として国際的にも明確になった歴史的な日だ。

【社説】北方領土の日 4島一括返還に強い決意示せ

 42回目の「北方領土の日」を迎えた。わが国固有の領土である択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島が旧ソ連によって不法占拠され、今なお、その状態が続いている。

「太陽の孤独」との表現でいち早く石原慎太郎氏追悼記事を載せた文春

小説家であり政治家であった石原慎太郎が死去した。享年89。小説「太陽の季節」が芥川賞を受賞し(1956年)、一躍時代の寵児(ちょうじ)となる。政治家に転身した(いや、小説家は辞めていなかったのだから、兼業だったのだが)のが68年、参院選全国区で301万票を取って国政に進出した時だった。そこから政治家石原慎太郎が始まる。

上昇気流(2022年2月6日)

将棋の羽生善治九段(永世七冠資格保持者)が、第80期順位戦で敗れA級からの降級となった。羽生九段でも、勝ち続けることは難しかった。

空自緊急発進 1月は49回 7割強が対中国機

防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が1月は49回だったと発表。そのうち、対中国機が7割強に当たる35回、対ロシア機が13回、その他が1回だった。

【社説】こども基本法案 コミッショナーは左翼思想

自民党内の「こども基本法案」をめぐる論議が紛糾している。法案への明記が検討されている第三者機関「コミッショナー」の考え方が、権利偏重の左翼思想だと保守派議員から異論が出ているのだ。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(8) ミッドウェイの大敗 インド洋・珊瑚海の戦訓生かされず 索敵能力の強化、敵機への警戒など

南方資源地帯制圧後の戦略について、陸軍参謀本部は戦線を拡大させず南方支配を固めての長期持久態勢を目指したが、海軍軍令部は米軍の反攻を阻むため米豪遮断を、また連合艦隊司令長官山本五十六は米海軍に立ち直りの時間を与えぬためさらなる積極攻撃の実施を主張し、意思の統一は難航した。結局、「長期不敗の政戦態勢を整へつつ、機を見て積極的の方策を講ず」(「今後取るべき戦争指導の大綱)と玉虫色の作文で陸海の主張を併存させたが、海軍内部では山本の強引さに再び軍令部が折れ、ミッドウェイ作戦の実施が決まった。

投票転じて福島産食品解禁ー台湾から

昨年12月、原発建設再開など4テーマで公民投票が行われたが、日本の関心は「米国産ラクトパミン使用豚肉の禁輸に同意するか」という議案だった。

玉虫色の対中非難決議 二股外交では信頼喪失

2月1日、衆議院で対中非難決議が採択された。これは中国のウイグル人などに対する人権侵害を非難する決議のはずだった。しかし、その内容たるや「中国」と名指しせず、「非難」の文字も消えた。さらに「人権侵害」ではなく「人権状況」という言葉を使うといった曖昧さが顕著だ。

上昇気流(2022年2月5日)

「生きんとする者は死に、死なんとする者は生きる」と聖書(ルカによる福音書)にある。スポーツ観戦のたびに、この聖句が思い浮かぶ。守りに入って負け、果敢に攻めて勝った。そんな試合や演技が少なからずある。

「人権弾圧中国に資格なし」 在日ウイグル人らデモ

北京冬季五輪が開幕した4日、オリンピック精神と懸け離れた人権抑圧が繰り広げられる中国での開催に抗議するデモが世界各国で行われた。都内では、在日のウイグル人や南モンゴル人など約50人が六本木から日比谷公園までデモ行進を行い、「五輪憲章に反して人権弾圧を行っている中国に五輪開催を行う資格はない」と訴えた。

【社説】ミャンマー軍政1年 正常化ロードマップの作成を

ミャンマー国軍がクーデターで実権を掌握してから1日で丸1年が経過した。この日、軍政は非常事態宣言を半年間延長した。だが、1年間で事態を収束できなかった軍政が、半年間の延長で収束させられる趨勢(すうせい)にはない。何より国民の反軍政感情は根強いものがある。

ジオパークでモノ・人を再発見

全国には日本ジオパークが44地域あり、そのうち秋田県は4地域を抱える。その一つ、鳥海山・飛島(とびしま)ジオパークは2016年に日本ジオパーク委員会(JGC)から初めて認定された。4年ごとに審査があり、21年2月に再認定された。ジオパークの中心で活動しているのはガイド。

再び春節イベントを禁止 ーフィリピンから

意外に思うかもしれないがアジアのラテン国家と呼ばれるフィリピンには、チャイニーズニューイヤー(春節)を祝う文化が根付いていて、普通の正月に匹敵するほどのお祝いをする地域もある。  マニラ市には東南アジア最古と言われる中華街がある。この時期になると赤い提灯(ちょうちん)があちこちに飾られた商店街では、派手な爆竹とドラゴンダンスが路上で披露され、多くの観光客で賑(にぎ)わうのが恒例となっている。

上昇気流(2022年2月4日)

<袖ひちてむすびし水の凍(こほ)れるを春たつ今日の風やとくらむ>。 きょうは立春。『古今和歌集』巻第一「春歌上」の2番目に置かれた紀貫之の有名な歌が口を突いて出てくる。

ミャンマー、クーデターから1年 注目される民主派情報発信

ミャンマー国軍が力で実権を掌握してから今月1日で丸1年を迎えた。クーデター政権は強権統治の鞭(むち)を反政府運動に容赦なく振り下ろし、1年間で死者1500人を出し逮捕者は1万2000人を超えた。それでもいまだクーデターは成功したとは言い難い状況だ。何よりSNSを駆使した民主派勢力の情報発信力が注目される。

【社説】北京五輪開幕人権 弾圧黙認の大会にするな

北京冬季五輪がきょう開幕する。五輪憲章に照らせば、中国がこの「平和の祭典」を開催するにふさわしい国であるか疑問だ。中国の人権弾圧を世界が黙認したとの印象を与える大会にしてはならない。

次期基幹ロケットH3の打ち上げ再延期に唯一社説で危機感示す読売

わが国の現行主力ロケット「H2A」の後継機として、開発が進められている新型ロケット「H3」の開発が遅れている。

【韓国紙】尹候補夫妻がはまる易術・巫俗の世界 大統領選で大きな論議に

東西古今を問わず、易術や占星術に親しむ権力者は少なくなかったが、韓国にはとりわけ易術・巫俗(シャーマニズム)に依存する政治家が多い。占い師、巫俗人(シャーマンのこと、男性をパクス、女性をムーダンと呼ぶ)の噂なく行われた大統領選挙があったのかと思うほどだ。

トランス選手が競泳女子席巻 米水泳連盟 参加基準を厳格化

米ペンシルベニア大学のトランスジェンダー競泳選手リア・トーマス選手が、他の女子選手を圧倒する結果を出していることが物議を醸している。トランス女子の参加が女子スポーツの公平性が損なわれるとの懸念が広がる中、米水泳連盟は1日、トランスジェンダー選手の大会への参加基準を厳格化することを決めた。

エルサレムに雪ーイスラエルから

イスラエルといえば、砂漠と灼熱(しゃくねつ)の太陽を思い浮かべる人がほとんどだろう。しかし、イスラエルにも冬はある。乾期である5月から10月にかけては、ほとんど雨が降らないが、11月から雨期に入り、所によっては雪も降る。今季はなかなか雨が降らないと思っていたら、1月に入って雨が降り続くようになった。

シリア・イラクでISの攻撃激化

 内戦が続くシリアの北東部ハサカ県で1月20日夜、過激派組織「イスラム国」(IS)の幹部を含む戦闘員約5000人が収容されている刑務所がISの襲撃を受けた。その数時間後には、隣国のイラクでも軍の施設が襲撃を受けた。シリアやイラクで活動を活発化させているISの攻撃が激しさを増している。

台湾の大学誘致で地域活性化 福岡県豊前市長 後藤元秀氏

ここ数年、台湾の大学と連携したサテライトキャンパス(分校)誘致に力を入れているのが福岡県豊前市だ。地域創生に向けた「人口増加策」に挑む後藤元秀市長に話を聞いた。

上昇気流(2022年2月3日)

米国北東部のニューヨーク州やマサチューセッツ州では、急速に発達した「爆弾低気圧」によって暴風雪に見舞われたという(小紙1月31日付)。3500便以上の航空便が欠航し、ボストン市では大雪非常事態を宣言。

【社説】元首相声明 復興妨げかねない軽率な言動

小泉純一郎氏ら5人の元首相が発表した声明の中に、東京電力福島第1原発事故の影響で多くの子供たちが甲状腺がんに苦しんでいるとの指摘が含まれていた。元首相という立場での言動は、風評被害を広げることにもなりかねない。

ミャンマーで沈黙スト、クーデター1年で抗議

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)政権を転覆させてから1日で1年となった。民主派は外出や出勤を控えて国軍に抗議の意思を示す「沈黙のストライキ」を呼び掛け、各地で多くの商店が休業した。

潮流発電、環境省がコスト減へ本格実証を開始

環境省は2022年度、潮の満ち引きを利用する潮流発電の本格的な実証事業を始める。技術的に安定して発電できることを既に確認。今後は25年度までの4年間で、コスト削減に向け検討を進める。22年度予算案に経費として6億5000万円を計上した。

晩年まで精力的に執筆 、一貫した 「物書き」 自負

タカ派政治家として保守論壇界でも存在感を放ち続けた石原慎太郎さんに一貫していたのは「物書き」としての自負だった。一橋大生だった1956年に小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞、鮮烈なデビューを果たし、政界進出後もベストセラーと共に多くの流行語を生んだ。

ワクチンの3回目接種、流行抑制は「期待薄」

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種は、「第6波」を引き起こしたオミクロン株に対する効果が、デルタ株よりも低くなるとされる。厚生労働省の分科会では「流行抑制効果は難しい」との声が上がる一方、入院を防ぐ効果は9割に上るとのデータもあり、専門家は「重症化を防ぐため、接種券が届いた人はできるだけ早く接種してほしい」と促している。

F15事故、離陸直後「オレンジ色の発光」

航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機が墜落したとみられる事故で、離陸直後に基地の管制官がオレンジ色の発光を目撃していたことが1日、分かった。空自は搭乗していた2人の氏名も公表。いずれも空中戦訓練の「敵役」として指導に当たる飛行教導群所属で、1人は部隊トップの群司令という。

囲碁、張心治さんが現役最年少12歳でプロ入り

囲碁の女流棋士採用試験が29日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、小学6年の張心治さん(12)が4月1日付でプロ(初段)入りすることが決まった。現在中学1年の仲邑菫二段(12)に代わって、張さんが現役最年少となる。

上昇気流(2022年2月2日)

石原慎太郎氏が1963年に発表した小説に「死の博物誌―小さき闘い」がある。大学在学中に執筆した「太陽の季節」で56年に芥川賞を受賞してから7年後の30歳を超えた時の作品だ。

名護市長に渡具知氏再選、辺野古移設が加速へ

任期満了に伴う名護市長選が1月23日に行われ、自民、公明推薦の現職、渡具知武豊氏が再選を果たした。同市辺野古では米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の代替施設の建設に必要な埋め立て工事が進んでいるが、市長選の結果は建設に向けて弾みとなりそうだ。

51年前のコザ暴動が再び? 若者ら500人が暴動

沖縄警察署(沖縄市)の周辺に27日夜から28日早朝にかけ、約500人の若者らが集まり、庁舎に石を投げ付けるなど暴動を起こした。高校生が警察から暴力を受けたとの情報を得て集まった若者たちが暴れたものだが、こうした行動は一切肯定できるものではない。

【社説】対中人権決議 曖昧な表現では意味がない

 衆院が中国の人権侵害に懸念を示す決議を、れいわ新選組を除く与野党の賛成多数で採決した。参院も決議採択を目指す。

ミャンマーのクーデターから1年、弾圧は続く

ミャンマーで国軍がクーデターを強行し、アウンサンスーチー氏(76)が率いる国民民主連盟(NLD)政権を転覆させてから2月1日で1年。国軍による市民弾圧は収まらず、人権団体の政治犯支援協会によると、死者は1月28日までに1499人に達した。スーチー氏の軟禁は続いており、事態打開の糸口は見えないままだ。

節分イワシを食べて「コロナを追い払え」

節分に合わせ、水産業者がイワシの消費をPRしている。全国的に「恵方巻き」が浸透している中、古くから伝わるイワシを食べる風習を盛り上げようと奮闘している。

航空自衛隊F15戦闘機、石川沖で消息絶つ

31日午後5時半ごろ、航空自衛隊小松基地(石川県小松市)所属のF15戦闘機1機が、同基地を離陸した直後に消息を絶った。レーダー反応が消えたのは小松基地から西北西に約5キロの日本海上で、空自は墜落した可能性もあるとみて、機体や搭乗員2人を捜索するとともに詳しい状況を調べている。

ミニーマウス、初のパンツスーツ姿で登場

ディズニーを代表するキャラクターのミニーマウスが、初のパンツスーツ姿で登場した。英ファッションデザイナーのステラ・マッカートニーさんがディズニーランド・パリの開園30周年を記念するキャンペーンの一環で制作した。ただ、インターネット上では賛否両論が巻き起こっている。

冬眠中のジリス、腸内細菌で筋肉減少を抑制

北米に生息する「ジュウサンセンジリス」(リス科)は、冬眠中に筋肉のたんぱく質を分解して生じるアンモニアを腸内細菌の働きで再利用し、筋肉の減少量を抑えているとみられることが分かった。米ウィスコンシン大の研究チームが28日付の米科学誌サイエンスに発表した。この仕組みは将来、高齢者の筋肉減少対策に応用できる可能性があるという。

名護市長に「黙認、沈黙」とウソのレッテルを貼り反辺野古を煽る朝毎

黙認、沈黙、語らず。こんな活字が新聞紙面を飾っていた。去る1月23日に投開票が行われた沖縄県名護市の市長選挙は、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の辺野古移設を進める与党推薦の現職、渡具知武豊氏が圧勝した。それを伝えるリベラル紙だ。

自衛隊大規模接種、東京会場が運営再開

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自衛隊のワクチン大規模接種が31日、東京会場の大手町合同庁舎3号館(東京都千代田区)で運営を再開した。大阪会場は2月7日から。ワクチンの3回目接種に向けた自治体の動きを後押しするのが狙い。両会場で合計最大1日3120人に接種し、7月末までの運営を予定する。

埼玉県鴻巣市で、雌雄のコウノトリを一般公開

御神木に営巣したコウノトリがひなを狙う大蛇を退治した―埼玉県鴻巣市は、地名の由来となる伝説から「コウノトリの里づくり」を進めてきた。特別天然記念物のコウノトリを地元で繁殖させようとコウノトリ野生復帰センター「天空の里」を開設し、雌雄2羽のコウノトリの一般公開を1月29日から始めた。

埼玉立てこもり、渡辺容疑者自宅2階に銃保管庫

埼玉県ふじみ野市の民家立てこもり事件で、殺人容疑で送検された住人の渡辺宏容疑者(66)の自宅2階に、銃や弾の保管庫が設置されていたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。死亡した医師鈴木純一さん(44)は1階和室で渡辺容疑者に撃たれており、県警は散弾銃を階下に運び込むなど事前に準備していたとみて調べている。

伝統工芸品「岐阜和傘」彩るライトアップ

岐阜市の金華山の麓にある岐阜公園や寺で、市の伝統工芸品である岐阜和傘などを活用したライトアップイベントが開催された。冬や夜の観光を盛り上げようと始めたもので、昨年に続き2回目の開催となった。

金取れますように、羽生結弦選手の活躍を願う

神戸市東灘区の弓弦羽(ゆづるは)神社には、北京五輪に出場する羽生結弦選手の活躍を願う絵馬がずらり。

日本食フード革命 ーオーストリアから

豆腐、納豆、シイタケ、酒、ワサビ、日本食の代表的な食品や食材がオーストリアで買えるようになる日がくるとは考えもしなかった。しかも日本からの輸入品ではなく、「オーストリア人のオーストリア人によるオーストリア人のため」に国内生産の日本食であり、食材なのだ。「フード革命」と呼んでも可笑(おか)しくない。
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