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ガーディアン(英) 2010年9月2日

バック・トゥ・ザ・フューチャー

 過去にもこの光景を目にしたことがある。再びイスラエルとパレスチナが、和平の唯一の枠組みと思われる2国家解決方式による合意を目指して話し合う用意が整った。再びアラブ諸国が支援できることをするため招集された。再び米国の大統領がその威信をかけて双方に圧力を加え、決定的影響力を行使できることを希望している。そして、再び期待は低い。

 関係当事者は2日、疲労と強情、倦怠と落胆の入り交じったムードの中、ワシントンで交渉のテーブルに着く。指導者たちは弱体化している。パレスチナ自治政府のアッバス議長は、ガザ地区をハマスに奪われ、ハマスは交渉に反対している。アッバス議長のファタハが支配するヨルダン川西岸の生活と経済はより改善したにもかかわらず、議長は交渉へのパレスチナ人の支持をほとんど得ていない。議長が交渉でなにを実現できるのか、より正確にいえば、議長がなにを実現し、かつ引き続き議長職にとどまれるのかは、明確というにはほど遠い。

 イスラエルのネタニヤフ首相は、これまでの入植地に重きを置いた政策はもはや有効ではないと考えるとともに、前任者たちにできなかったパレスチナとの和平を達成したイスラエル指導者になるという野心を持ち始めているように見える。しかし、彼は、本当の譲歩をする用意は示していないし、入植推進ロビー団体の旧友たちに対する恐れと、米国と仲違いする懸念との間を揺れ動いている。

 2000年のキャンプデービッド交渉が失敗した責任のかなりの部分を負うイスラエルのバラク外相は、いくらか教訓を学んだ可能性があり、今週、エルサレムをパレスチナ人と分割する必要性に言及した。これは良い兆候かもしれない。しかし、現在のイスラエル政府が、あまりに少ないことと引き換えに、あまりに多くのことを得ようとする、これまでおなじみのパターンから脱することができるとは、にわかには信じがたい。このパターンが過去の交渉を失敗に終わらせてきたのである。

 従って、結局のところ、交渉の成否は、オバマ米大統領がなにをできるかにかかっている。それは、オバマ大統領に、その政治生命をかけて、関係当事者が和平合意に達するよう後押しする用意と意思があるかどうかだけの問題ではない。オバマ大統領に、果たしてパレスチナ人にとって公正な、あるいは、少なくとも多少は公正な和平合意を達成するため後押しする用意と意思があるかが問題なのである。より弱い当事者により圧力をかけるという誘惑には常に抗しがたいものである。しかしこの誘惑に抵抗しない限り、そこから生じる和平合意は長く続くものとはならないであろう。

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