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デーリー・テレグラフ(英) 2010年6月24日

英ロの関係改善を

 キャメロン英首相が週の終わりにロシアのメドベージェフ大統領と会談する。首相は相次ぐ世界の指導者たちとの初会談を実りあるものにすることがここでも継続できるよう期待している。

 英ロ両国は、その関係を改善することによって確かに利益を得ることができるだろう。ロシアの諜報員によるロンドンでのロシア元情報機関員アレクサンダー・リトビネンコ氏毒殺事件、報復と追放の連続、ロシア合弁企業の経営権をめぐっての英石油大手BPへのいやがらせなどの理由で、英ロ関係は、冷戦ピークの時と同じくらい悪い関係にある。

 しかし、英国に新首相が誕生したことで関係の変化にチャンスが生まれた。フェドトフ駐英ロシア大使は今週、関係改善に賛成の論を主張したし、対イラン追加制裁へのロシアの支持は外交環境が良くなってきたことを示している。

 ロシアと英国双方は仲良くなることから、特に貿易と投資を通して得られるものは多い。そして欧州防衛構想を通じての安全保障面の改善でもそうである。ロシアは世界的な景気後退の中で他の新興国以上に苦しんできたために、外国からの投資を呼び込むことに熱心である。BPへの対応で落とした評判を修復しなければならない。

 けれど、ロシアは改心した抱き締めたくなるようなテディ・ベアではない。だから、注意深く対処することが依然として肝要である。今週、隣国ベラルーシと天然ガスの支払をめぐるいさかいで、ふたたび、エネルギー供給を政治的道具として使う残念な習性を示している。

 一方、亡命中の犯罪容疑者の引き渡しというロシア大使の要求は拒否されるだろう。逆にリトビネンコ氏の殺害と関連して英国が指名手配している人物をロシア側が引き渡すチャンスも依然としてない。

 しかしながら、真心のこもった実務的関係の構築によって生み出される利益の方がこうした問題よりも重要である。キャメロン氏は関係改善の機会を探ることを望んでいる。

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