新京報(中国) 2010年2月8日
問題の粉ミルクはなぜ再流通したのか
「問題の粉ミルク」がまた戻ってきた。ここ連日、上海熊猫コンデンスミルク、陝西金橋粉ミルク、山東「緑賽爾」純牛乳といった企業の乳製品に基準を超える有害物質メラミンが見つかった。これらの乳製品は一つの例外もなく2008年末に廃棄されなかった「問題の粉ミルク」を原料としていた。ここから(中国)国民としては08年の「問題の粉ミルク」の処理プロセスに疑問を提起せざるを得ない。
08年秋、「問題の粉ミルク」事件が暴露され、国内の乳製品業界はほとんど崩壊に等しい状態に陥った。その後、関係企業と監督管理部門の責任者は法に基づき処分を受けたが、こうした処分には明らかに重大な盲点があった。
それは第1に、監督管理制度に依然として抜け穴が存在することで、監督管理の不徹底のために今回のようなメラミン汚染ミルクの再流通問題が起きた(10万トンが再流通している可能性もあるとされる)。第2に、当初の事件に関連した責任者や責任企業が有効な処罰を受けず、企業に対し必要かつ拘束力のある作用を発揮できなかったことだ。「問題の粉ミルク」を大量に製造・販売した企業責任者のうち一部の者は従来のポストにとどまり、さらに高給を得ている。第3に、「問題の粉ミルク」が効果的な形で廃棄されず、ひそかに温存されたことだ。一部の企業は風評が去った後「問題の粉ミルク」を取り出し加工・使用した。
誰の責任であるにせよ、わずか1年の間に「問題の粉ミルク」の災難が再び起きた。ここから国産の乳製品に対する国民の回復したばかりの信頼感は、必ずや猛烈な衝撃を受けるであろうし、市場を回復したばかりの国内の乳製品業界は再び苦境に陥るであろう。
当初の姑息な処理は消費者に新たな損害を与えただけでなく、実際には合法的に生産する企業の利益にも重大な損害を与えた。08年の「問題の粉ミルク」事件が起きた後、一部の地方は、政治的業績を考慮して企業が払うべきコストを低く抑え、責任者が払うべき代価も十分払わせなかったが、結局、今になって遅すぎた代価を払うことになった。
2回目の「問題の粉ミルク」の災難に直面し、乳製品業界、とりわけトップ企業は有効な措置を講じ、自浄作用を果たすべきだ。また監督管理部門は、すでに暴露された重大な抜け穴をふさぎ、監督管理システムを再構築し、各級政府はメラミン入り乳製品を生産・販売する企業および責任者に重い代価を支払わせるよう厳格かつ迅速に事を行うべきである。
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