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デーリー・テレグラフ(英) 2010年1月28日

タミル人との懸け橋建設を

 スリランカのラジャパクサ大統領は、大統領選挙でフォンセカ前軍参謀長に約20ポイントの差をつけて再選されたと宣言した。選挙戦はもっと接戦を示唆していただけに、野党統一候補のフォンセカ氏はこの結果に異議を唱えている。しかし、不正選挙だったというフォンセカ氏の主張を証明するのは難しい。

 フォンセカ候補が、25年間にわたり内戦を戦った反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)に近い政党「タミル国民連合」の支持を得ていたこともあって、ラジャパクサ大統領がかなりの差をつけて勝利したというのも、実際にあり得るだろう。タミル人政党との同盟は、多数派シンハラ人たちを離反させるという危険を冒すものだったからだ。一方、一般のタミル人は、昨年LTTEへの最終攻撃の総指揮をとった人物に投票することが難しかったかもしれない。

 ラジャパクサ氏は西側では戦争犯罪で非難されてきた。だから、欧州連合(EU)や米国からの援助が絶たれたとき、中国のような口うるさくない国々を受け入れてきた。

 ラジャパクサ氏は、内戦、大統領選の両方とも勝利したようであるから、ラジャパクサ氏が取るべき最善の道は、スリランカのすべての国民に寛大に仕えることであろう。しかし、ラジャパクサ氏はこれまで、タミル人に手を差し伸べる意向はほとんど示していない。だからタミル人指導者たちは、その対抗馬であるフォンセカ候補を支持したのだ。

 タミル人の自治権の要求は検討されるべきである。依然として収容所に閉じ込められているとされる約10万人のタミル人は適切な施設に移されるべきだ。またテロリストの疑いのある者は、訴追されるか、さもなければ、拘束を解かれなければならない。

 武装攻撃がなくなっているいまこそ国を結束させ、経済を再建する最善の機会である。さらに、市場は政治家たちに先立って事実を物語ってきた。コロンボの証券取引所の時価総額は2009年に2倍以上になった。また投資が流れ込み始めている。しかし、ラジャパクサ氏がタミル人との間に橋を架けなければ、それはすぐに危うくなるだろう。

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