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デーリー・テレグラフ(英) 2009年12月14日

アルカイダから目を離すな

 クリスマスを前にしてのアフガニスタン訪問で、ブラウン英首相は過去半年で約1500の手製爆破装置が発見され、廃棄されたことを明らかにした。それは英軍兵士が直面する危険で見えざる脅威の厳しさを示すものだ。

 ブラウン氏はアフガニスタンの国境地域を「地球規模のテロリズムの震源地」と表現した。しかし、もはやアフガンの国境地域だけがテロの震源地だとは言えないことが明らかになりつつある。

 北大西洋条約機構(NATO)部隊は、国際テロ組織アルカイダが西側へのテロ攻撃を仕掛ける拠点としてアフガンを利用するのをやめさせるという名目でアフガンに派遣された。にもかかわらず、アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を信奉する聖戦戦士たちが移動し、イエメンで再編成を図っている兆候が高まりつつあるのだ。

 これは2つの危険を負っている。まず、アフガニスタンでの戦争が純粋にイスラム原理主義反政府武装勢力タリバンとの戦いになり、パシュトゥン人の民族主義の炎に火を付ける。第2に、西側がアルカイダから目を離すことになる。アルカイダは過去に何回も再編し、場所を移動した。特に、1990年代中頃にスーダンを離れてアフガニスタンに向かったときがそうだった。

 本紙との会見で、英近衛歩兵連隊の司令官、トビー・グレー中佐は、当初アルカイダを封じ込め、壊滅することだった任務が「タリバンを打ち破り、アフガニスタンを再建するという正しい方向にいつしか変わっていった」と述べた。もしそれがアルカイダを無力化させることと密接不可分なものになっていないなら、果たして正しい方向かどうかは疑問だ。

 西側同盟国は、アルカイダがイエメンで企んでいることを見失わないことが重要だ。イエメンはたまたま、ビンラディン容疑者の祖先の故郷である。アルカイダは、サウジアラビアとの国境での反政府武装勢力の反乱を、自らの再編成と新しい訓練基地設置のための隠れみのとして利用している兆候がある。イエメンのアルカイダ部隊はまた、ソマリアのイスラム系反政府勢力を支援している。アフガンで「任務のなし崩し的変化」が起きているとしても、最初にわれわれがそこで戦おうとした対象を見失ってはいけない。

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