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教育関係シリーズ
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平成22年7月31日
教育ニュース

分数と割合が苦手 「何となく」理解、説明できず

小学生

 小6の学力テストでは、正しい答えを漠然と理解してはいるが、論理的に説明することができない様子が浮かび上がった。

 国語Aのうち、接続助詞「ように」を用いて文と文をつなげる問題の正答率が60・6%と低かった。また国語Bでは、3種類の目覚まし時計の中から「5000円より安い」「音楽で目覚めることができる」の2条件を満たすものを選ばせ、選んだ理由を書かせる問いで、正解が65・7%にとどまった。約90%が正しい時計を選べたが、理由を説明する際に両方の条件に触れる必要があるのに、一方のみにするなどしていた。

 算数Aでは、2リットルのジュースを三等分した場合の一つ分の量を分数で答えさせる問題で、「3分の2」と正答できた率が40・6%と低迷。分母と分子を間違った可能性がある「2分の3」などの誤答が多かった。分数と割合はこれまでのテストでも理解度が低く、文部科学省は重点的な指導を求めている。

 算数Bで目立ったのは、1900円のシャツ、3900円のズボン、5800円の靴を1点ずつ買う場面で、20%引きの割引券を1枚だけ持っているときに、どれを買えば割引額が最大になるかを選ばせ、数式などを用いて理由を書かせる問題。正答率はわずか17・4%。靴を選べた児童は多かったが、理由を「靴が一番高いから」などとし、定価に割引率を掛けた値が割引額となることを説明することはできなかった。

円周と面積混同、今回も

再挑戦の中3、父が「おっしゃる」

 今回学力テストを受けた中3は、第1回学力テストが実施された2007年度に小6としてテストに臨んだ。当時つまずいていた課題のいくつかを現在も引きずっていることが判明、文部科学省は「中学での学び直しが必要」と呼び掛けた。

 国語Aでは、07年度当時は58・3%しか書けなかった漢字「相談」の正答率が18・8ポイント上がったものの、残り約20%は「想談」などと誤答しており理解が進んでいなかった。また、四つの選択肢から謙譲語「申して」を選び、「父が学校へ来ると申しておりました」という文を作らせる問いの正答率は55・1%。28・7%は尊敬語「おっしゃって」を選んだ。

 国語Bで架空の新聞の1面トップ記事とコラムを読み比べ、文章表現の特徴を記した四つの選択肢から「トップ記事は事実を客観的に書いているが、コラムは書き手の意見や感想も交えている」を選ばせたところ、正解は50・2%。「客観的」などの意味を理解しかねている姿が浮かんだ。

 数学Aの円柱の体積を求める問いでは、円の面積に高さを掛けるのが正しい公式なのに、円周に高さを掛けるなどした例が11・9%も。前回テストでも、面積と円周の公式を取り違えるなどの回答が9・3%あり、当時の理解不足が続いている恐れがあるとみられる。

 数学BではTシャツに印刷してもらう場面を設定。1枚200円の店、60枚までは何枚でも8000円の店など3店について、枚数と価格の関係をグラフにした。35枚注文するにはどの店が安いか、グラフを用いた説明を求めたところ、どの店かは分かっても説明ができず、正答率は31・3%だった。


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