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平成22年7月9日
教育ニュース

学校暴力の対応マニュアル策定へ 多様化・低年齢化受け−文部科学省

 文部科学省は8日までに、小中学生の暴力に対処するための教員向けマニュアルを策定する方針を決めた。暴力行為の多様化・低年齢化が進み、生徒指導上の大きな課題となっているためで、有識者による研究会で検討の上、2011年度中の策定を目指す。教員との意思疎通が苦手な子どもがいきなり教員に暴力を振るうなど、暴力行為をタイプ別に分析し、具体的に対処方針を示す内容とする。

 これまでも同省は、教育委員会への通知で、暴力を繰り返す児童・生徒について警察と連携した指導を求めるなど、「荒れた学校」の正常化を促してきた。しかし最近は、粗暴性が全く感じられない児童・生徒が前兆もなく級友に危害を加える事件が起きるなど、暴力形態が多様化している。

 08年度の同省調査で、小中学校での暴力行為が過去最高になるなど低年齢化も深刻。一方、学校現場は教員の若年化で暴力への対応力が低下しているとみられることから、マニュアルで対処法を示す必要があると判断した。

 6月下旬に開いた研究会の初会合では、実際に発生している暴力行為のタイプなどを細かく検証した上で、状況別の対応策を盛り込む方針を確認した。

 夏以降は、暴力行為への対処経験がある小中学校へのヒアリングを順次実施。これを踏まえ(1)暴力行為の質の変化(2)未然防止の方策(3)予防的対応(4)暴力行為発生時の対応(5)学校対応に関する法的根拠−などを研究・分析し、11年度にマニュアル作りを進める。

 併せて、暴力行為への対処法を教員に習得させる研修カリキュラムや、実際に暴力行為に対応した教員の声などを集めたDVDの作製も検討している。


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