「ブラジル版トランプ」が優勢、28日に大統領選決選投票


ボルソナロ下院議員(左)とアダジ元サンパウロ市長

 南米の大国ブラジルで28日、大統領選挙の決選投票が行われる。今回の選挙は、過激な発言を続ける元軍人の右派候補が少数政党からの出馬にもかかわらず躍進を続けており、ブラジルの政治史に残る選挙として注目を集めている。(サンパウロ・綾村 悟)

 今月7日に行われた選挙は、「右派と左派の対決」というフレーズがメディアを騒がせ、大きな注目を集めた。この日は、大統領選挙の第1回投票に加え、総数595人の上下両院国会議員と全国の州知事、州議員を選出する、まさにブラジルの今後数年の政治動向を決める「総選挙」だった。


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