トランスジェンダーの軍入隊を延期、 米国防長官が決定


 マティス米国防長官は、心と体の性が異なるトランスジェンダーの軍入隊を認める決定の実施を2018年1月1日以降に延期することを決めた。国防総省のホワイト首席報道官が6月30日、声明で明らかにした。

 声明によると、延期の決定は軍内各部署からの要請を受けたもの。この問題をめぐる懸念はまだ解消されていないとした上で、「軍は入隊計画を見直し、部隊の即応性と殺傷能力への影響に関する情報を提供する」としている。

 マティス氏は、トランスジェンダーの入隊を拒否するよう、保守派活動家、共和党議員らから圧力を受けてきた。トランスジェンダーであることが明らかになっても、退役とはせず、軍務を続けさせるというオバマ前大統領の昨年の決定を撤回することも求められている。

 カーター前国防長官は、7月1日にトランスジェンダーの新兵募集を開始すると決定していた。

 マティス氏は、各軍、ダンフォード統合参謀本部議長への覚書で、国防長官就任以来「この決定が、自国を守る米軍の能力にどのような影響を及ぼすか」について検証する必要性を感じ、募集の開始を半年延期して「その間に、軍の即応性と殺傷能力へのトランスジェンダー入隊の影響を慎重に評価する」ことを決めたと明らかにした。

(ワシントン・タイムズ特約)