暗雲漂う米のアジア重視、国防費削減で対中抑止力低下


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 米国防総省は最近発表した「4年ごとの国防計画見直し(QDR)」で、「リバランス(再均衡)」または「ピボット(基軸移動)」と呼ばれるアジア太平洋重視政策を継続する方針を示した。だが、国防費の大幅削減によって深刻な戦力低下の流れが鮮明になっており、軍備増強に邁進(まいしん)する中国に対して抑止力を維持できるか、極めて疑わしい。
(ワシントン・早川俊行)

 国防総省は4日にQDRを公表したが、その同じ日、カトリーナ・マクファーランド国防次官補(調達担当)は、ワシントン郊外で開かれた会合で、アジア重視継続を強調したQDRとは全く異なる見解を明らかにした。


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