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ビンラディン母に初インタビュー、「大学時代、別人に」


「ムスリム同胞団に洗脳された」

 国際テロ組織「アルカイダ」の最高指導者だったウサマ・ビンラディンの母親アリア・ガネム氏が2日までに英紙ガーディアンと初のインタビューに応じ、大学生の時期に「全く違った人物になってしまった」と証言した。

ウサマ・ビンラディン

ウサマ・ビンラディン(UPI)

 現在70代の母親によると、息子のウサマ・ビンラディンは、イスラム組織「ムスリム同胞団」のメンバーで、後にサウジアラビアを追われ、精神的なアドバイザーとなるアブダラー・アッザム氏と会ったことが、別人のようになったきっかけだと語った。

 ウサマ・ビンラディンは20代初期の大学生時代に、何人かの同胞団員に洗脳されたという。母親は息子に彼らと距離を置くよういつも忠告したが、息子は母親に彼の行動を話さなくなったという。息子が聖戦主義者になったことは当時知らなかったとも語り、それを知った時は慌てた、と証言した。

 家族がビンラディンに最後に会ったのは1999年で、その年はアフガニスタンのカンダハル郊外にあった彼の拠点を2度訪問したという。

 インタビューの中で、母親は自身の子供時代にも触れ、シリアの港町ラタキアで、イスラム教シーア派の一派、アラウィ派の家族の中で育ったと語った。1950年代半ばにサウジアラビアに引っ越し、ビンラディンは57年に生まれた。

 ビンラディンの父親と3年後に離婚、その後別の人物と再婚した。ビンラディンの父親は11人の妻との間に54人をもうけたとしている。