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「教育は光だ」と訴える、 娘失ったパレスチナ医師講演


 娘3人をイスラエル軍の攻撃で失ったパレスチナ人医師、イゼルディン・アブエライシュ氏の講演会が31日、東京都品川区で行われた。同氏は講演で「教育は光だ。人間を暗闇から導いてくれる」と語り、争いや貧困のある世界を変えるためには教育が重要だと訴えた。

イゼルディン・アブエライシュ氏

講演するイゼルディン・アブエライシュ氏=31日午前、品川区東大井のきゅりあん(品川区立総合区民会館)、石井孝秀撮影

 同氏は中東の女性への教育支援を実践している。男女は互いを補い合うものであり、特に女性は「この世界のバランスをもたらす」として、女性の持つ役割を強調。

 また、憎しみについて「内側から人間を破滅させる火だ」と批判。紛争などで犠牲になった人々の命が無駄ではなかったとするためにも「憎悪に負けてはいけない」と語った。聴衆は時折、目頭を押さえながら講演に聞き入った。