エルドアン・トルコ大統領による強権支配に警鐘を鳴らす米英各紙


◆重要な地政学的位置

 7月15日に起きたクーデター未遂を受けて、トルコ国内で混乱が続いている。この混乱に乗じて権力基盤強化を進めるエルドアン大統領に対し、海外から懸念の声が上がっている。

 トルコは、シリア内戦などで発生した難民問題、欧州の安全保障などをめぐり、欧米にとって重要な地政学的位置にある。トルコの動揺の余波は、直接欧州にも及ぶことから、欧米諸国は、民主的な対応、適切な司法手続きによる事態の早期の収拾を求めているが、トルコ政府は警察、司法関係者らの大規模な解雇を行うなど強硬姿勢を緩めていない。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ