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秘密核施設「分江」明らかに


北ミサイル発射場復旧 トランプ氏「失望」

 トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスでの会見で、北朝鮮のミサイル発射場で復旧の動きがあると伝えられたことについて「失望した」と表明、一方で「まだ初期段階の報告」と、さらに情勢を見極める必要があるとの見方を示した。不調に終わった第2回米朝会談から1週間、北朝鮮の新たな秘密核施設の存在が報じられ、米国は制裁強化をちらつかせながら、北朝鮮の出方を注視している。

トランプ米大統領2

トランプ米大統領=5日、ワシントン(AFP時事)

 韓国の情報機関、国家情報院は5日、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場で、撤去した施設の一部を復旧する動きを把握していると報告していた。

 また、北朝鮮問題を専門とする米サイト「38ノース」も衛星写真から、東倉里で2月16日から3月2日の間にミサイル発射場の再建が開始された可能性があることを指摘していた。ハノイでの米朝会談中に、再建が進められていた可能性がある。

 これについて米朝交渉に近い筋は6日、ワシントン・タイムズに対し「通常の保守作業にすぎない」ようであり、誇張されて報道されていると、復旧に関して否定的な見方を明らかにした。

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 韓国の中央日報は5日、トランプ大統領がハノイでの米朝会談で廃棄を求めた秘密核施設は、寧辺核施設近郊の分江地区にある秘密地下高濃縮ウラン施設だったと報じた。トランプ氏が寧辺以外にもこの秘密核施設の廃棄を求めたことに北朝鮮が「驚いていた」(トランプ氏)ことが明らかになっており、この問題が交渉決裂の要因とみられている。

 ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日、フォックス・ビジネスのインタビューで、北朝鮮が「核開発計画と関連するすべて」を放棄する意思があるのかどうかを注意深く見守り、今後、制裁を強化するかどうかは北朝鮮の対応次第との見方を明らかにしている。発射場復旧が事実なら、米側が態度を硬化させるのは必至だ。

(ワシントン・タイムズ特約)