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縄文時代から解く日本の対東南アジア関係


韓国紙セゲイルボ

 最近、日本では縄文時代に焦点を当てる作業が活発化している。メディアでは現代日本人のDNA情報の20%を縄文人から引き継いでいるとか、縄文時代の女性遺骨のゲノムは8000年前のラオス遺跡、4000年前のマレーシア遺跡で発見された遺骨のそれと似ているという結果を相次いで報じながら、日本人の東南アジア由来説を伝えている。

 2020年まで50万人を受け入れるという日本の新外国人労働者政策の主な対象も東南アジアになる見通しだ。ベトナム、インドネシアを中心に介護人材1万人を受け入れる計画で、日本が大和単一民族論を強調した時代から、多様なルーツの融合に焦点を置いた新しい時代へ移行していることを示すものだ。

 東南アジアとの縁故を考古学的、生物学的に浮上させる動きは、今後、東南アジアを中心に日本の影響力を拡大しようとする雰囲気が反映されたものと見られる。

 中国の拡張政策により東・南シナ海では緊張が高まっている。東シナ海の尖閣諸島、南シナ海での自由航海問題だ。東南アジアを一つにまとめて対応しようとする米国と日本の合従と、これを各個撃破しようとする中国の連衡が衝突する地点でもある。

 東南アジアは韓国にも核心的な利益がかかっている地域だ。文在寅大統領は新南方政策を展開し、過去の政府より力を注ぐ雰囲気だ。

 ただし韓国社会は全般的に東南アジアの重要性に対する認識がまだまだ不足している。東南アジアに情緒的、感情的に接近する日本は韓国に少なくない示唆を与えている。

(キム・チョンジュン東京特派員、7月26日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。