純粋なスポーツ精神と思えない北の五輪参加


韓国紙セゲイルボ

 平和の祭典オリンピックで分断国家が単一チームを構成して参加したのは1956年イタリアのコルチナ・ダンペッツォ冬季五輪の東西ドイツが初めてだった。

 国際オリンピック委員会(IOC)加入を望む北朝鮮は1963年スイス、ローザンヌのIOC本部で開かれた南北体育会談で団歌を「アリラン」に決め、旗はIOCが提示した「五輪マークの下にKOREA表示」で同意したが、単一チーム構成は失敗に終わった。

 89年の南北体育会談で白地に青色の韓半島地図が入った旗で合意した。2000年シドニー五輪の開・閉会式の共同入場では「アリラン」が鳴り響いて白地に青く半島が染め抜かれた朝鮮半島旗が翻った。

 平昌冬季五輪の開幕が迫っている。冬季五輪が韓国で初めて開かれ、北朝鮮までが参加する。20日IOC主催で開いた南北五輪参加に関する会議では開・閉会式共同入場、女子アイスホッケー南北単一チーム構成などが確定した。五輪南北単一チームは初めてだ。

 北の参加目的は国際社会の対北朝鮮制裁協力体制を攪乱(かくらん)して、韓国内の葛藤を誘発するところにあるという話がもっぱらだ。北朝鮮が純粋なスポーツ精神で平昌五輪に参加するとは思えない。

 こうした時であるほど南北対話で彼らの意図をよく把握し、韓国側の意図に合わさせていく知恵を絞らなければならない。それでこそ半島平和の道を開くことができる。

 平昌五輪以後には韓米連合軍事訓練、北核・ミサイル開発など難題が待っている。われわれの国家的力量が試されている。

(朴完奎(パクワンギュ)首席論説委員、1月23日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。