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韓国の内部分裂と韓米日の離間も狙う北朝鮮


韓国紙セゲイルボ

 北朝鮮の核開発が体制保障のためのものという点は明らかだが、核挑発は韓半島の核戦争危機を招くほどになり、世界を緊張させている。米国が国連制裁はもちろん、強力な金融制裁など非軍事的行動で北朝鮮に圧迫を加え、トランプ米大統領は、「中国、ロシアを含むすべての国は安保理決議を完全に履行し、北朝鮮体制との外交関係を格下げさせて、すべての貿易と技術関係を断絶すること」を促している。

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集合写真に納まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の出席者。前列右から3人目は安倍晋三首相、同2人目は韓国の文在寅大統領。後列左から3人目は米国のトランプ大統領。前列左端は中国の習近平国家主席=11日、ベトナム・ダナン(時事)

 しかし、歴史上、一度造られた核兵器が自発的に廃棄されたことはない。核兵器が軍事・安保的に効用性が莫大(ばくだい)である現実をみれば、自発的に消えることは難しいのだ。

 核兵器を開発して保有することがさらに大きい損失を引き起こしたり、核放棄を通じて得られる利益がより大きくなる場合、初めて核廃棄が可能だろう。しかし、安保利益を上回る利益は探し難く、抑止力を保有するという理由だけで無条件に致命的な軍事対応をするということも無理だ。北朝鮮の核問題は南北関係という特殊性を持った複雑な外交状況と連結しているため、南北対話や関連国外交でも解決できなくなっているのだ。

 また、北の核開発の目的は韓国社会の内部分裂と韓米、韓日間の離間策動も含んでいる。北朝鮮は極限の窮地に追い込まれる前に、韓国内部の葛藤と分裂が深刻化される状況をつくるために全力投球してくるだろう。

 われわれは北朝鮮に韓国の団結した意思を見せ、非核化が韓半島平和維持の唯一の道であることを認識させなければならない。

(鄭泰翼(チョンテイク)韓国外交協会名誉会長、11月10日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。