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北朝鮮への純真さが招く深刻な“韓国排除”


韓国紙セゲイルボ

 北朝鮮が9番目の核保有国として、生物・化学兵器強大国であり大陸間弾道弾(ICBM)まで持ったミサイル強大国であることを認めなければならず、彼らの大量破壊兵器(WMD)能力が“ゲームチェンジャー”になっていることは否認できない。

 それが米国と中国の対外政策に影響を及ぼし、「日米同盟と中露戦略的提携間の対決」に要約される北東アジアの新しい冷戦を悪化させる可能性があることを意味している。

 ゲームチェンジャーの北核とミサイルが重要度を増すほど、韓国の安保は試練を体験するようになり、すでに表面化した米国の“コリアパッシング”(韓国排除)と中国の“コリアバッシング”(韓国たたき)現象もその一つだ。

 理論的に言って、代案を探すことさえできるならば、韓米同盟が緩み“韓国排除”が表面化しても絶望する必要はない。問題は直ちに代案がないという点だ。中国は北朝鮮の同盟国で北朝鮮は韓国の主な安保脅威だ。こういう構図ではいくら中国に精魂を込めても、中国が韓国の安保を担保するのは構造的に不可能で、現実的には米国の“韓国排除”が露骨になるほど中国の“韓国たたき”も激しくなる。

 中国は「大国崛起(くっき)」のために米国と覇権競争を行っている。北核の経済的・外交的負担よりは日米を牽制(けんせい)する戦略的資産という側面をより重視し、北に対する致命的な制裁を拒否している。

 韓国の政策決定者は安保秩序の変化を見抜き、現実的代案を探すべきで、説得と民族的接近で北核を放棄させられると信じる純真さはもっと深刻な“韓国排除”と“韓国たたき”を招くことになるだろう。

(金泰宇(キムテウ)建陽大教授・前統一研究院長、8月4日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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