縮みゆく保守陣営壊滅は時間の問題か


韓国紙セゲイルボ

 野党議員が文在寅(ムンジェイン)大統領を評価している。リーダーシップと態度、人事に対してだ。

 「文大統領が若い参謀らとコーヒーカップを持って、大統領邸内を散歩していたのは朴槿恵(パククネ)大統領時代には見られなかった場面」だし、「北朝鮮がミサイル挑発をすると、直ちに強硬な対北メッセージを送るのを見て」驚き、「秘書室に若い人々を布陣し、総理は豊富な経験と知性のある人を配したこと」が良く見えたということだ。

 活力があふれ品位を保ち、低姿勢で物言いも気さくなのは良いリーダーシップだ。大統領府が活気で溢(あふ)れれば、社会全体が明るくなる。

 それに比べて野党はどうだ。第2党で議席107を擁する自由韓国党は望みがない。見苦しい党内闘争を続けている。親朴系の重鎮と所属議員はガラパゴス化している。

 火山が突然爆発しないように災難は徐々にやってくる。保守政党は2008年の総選挙で50・7%を得票したが、12年総選挙では42・8%、16年で38・5%に終わった。中道層と40、50代の支持者が離れる傾向が明らかだ。

 保守陣営は87年体制以後、冷戦反共主義と朴正煕(パクチョンヒ)開発経済システムで30年暮らした。もう甘い汁はなくなり、保守政党の合計支持率は30%に落ちている。

 保守の弔鐘が鳴る日が遠くない。来年6月の地方選挙惨敗は避けられず、改憲政局の主導権は与党に渡るだろう。変身しなければ保守の壊滅は時間の問題だ。

(白永喆(ペクヨンチョル)論説委員兼論説委員、5月20日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。