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2期内閣の朴大統領は「萬機親覧」切り捨てよ


韓国紙セゲイルボ

 聖書の「出エジプト記」はモーゼの活動を詳しく伝える。荒野流浪時期、彼の初期リーダーシップは「萬機親覧」(王が全てを決済する)型だった。

 ユダヤ民族を導いてエジプトを脱出した彼は一時も休むことができなかった。見るに見かねてモーゼの義父で司祭のエトロが2種類の実践戦略を提示する。まず原則を定め、次に有能な部下を選んで権限を委任せよとの助言だった。

 残念なことに朴槿恵(パククネ)大統領のリーダーシップはモーゼの初期の姿に似ている。日程の大部分は数多くの業務報告と会議でぎっしりと埋まっている。

 愛国心で武装した大統領は夜も報告書を読みふける。彼女の勤勉と熱情は翌日、ゴマ粒のような注文であふれる。大統領府の秘書陣と長官は大統領の言葉を小学生のように書き取るのに忙しい。

 大統領は長官たちに眠る時も政策について悩めと促す。痛ましいことだ。夢の中でも仕事をしろと言うなら、いったい思考はいつするのか? いま大統領と内閣に必要なことは“Work hard(熱心に仕事をせよ)”ではなく、“Think hard(熱心に考えよ)”だ。大統領は国家と民族の困難を前に、運命の時間と向き合わなければならない。

 2期内閣スタートを控えて、朴大統領の統治スタイルが変わらなければならないという声が高い。責任総理、責任内閣の要求が激しい。そうしようとするなら最初に捨てるべきことは「萬機親覧」だ。下の人に果敢に権限を委任して、考える余裕を持たなければならない。

(裵然國〈ペヨングク〉論説委員、6月5日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。