窃盗仏像にやっと「返還」論


「略奪」証明に拘る韓国政府

 対馬の寺社から盗まれていった仏像を韓国が返還していない問題について、これまで「返還の必要なし」の論調が強かった韓国内で変化が起きている。

 2012年10月、対馬の観音寺から韓国人窃盗団(韓国で有罪、服役中)によって盗み出されたのは高麗時代に造られた金銅観音坐像と、海神神社の金銅如来立像(新羅時代)である。

 このうち、金銅観音坐像は高麗末期の1330年に製作され、韓国忠清南道瑞山市の浮石寺に安置されていたものが、その後何らかの事情により対馬に渡り、1520年から観音寺に保管されてきたことが日韓双方の学会で認識されてきた。


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