教会民主化進めるローマ法王


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“バチカンの春”到来いまだ遠く

 米誌タイムは11日、恒例の「今年の人」にローマ・カトリック教会最高指導者、ローマ法王フランシスコを選出したと発表した。南米教会初のローマ法王は世界最大の組織、教会に新しい風を送り込んだことは間違いない。世界に12億人以上の信者を誇る教会のトップに就任したフランシスコ法王は行き詰まった教会の機構改革に乗り出してきている。来年上半期にはバチカンの改革の輪郭が見えてくるものと予想される。フランシスコ法王が推進する教会の民主化(“バチカンの春”)の見通しとその課題について紹介する。
(ウィーン・小川 敏)


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