英のEU離脱で「シティー」争奪戦


メルケル氏(右)とマクロン氏

 英国の欧州連合(EU)離脱交渉が始まる中、離脱後を見据えた在ロンドン金融機関のEU域内への移動計画にEU加盟各国の熱い視線が向けられている。特にフランスは金融界出身のマクロン大統領が、経済効果だけでなく、失業対策にも有効として誘致合戦に名乗りを上げ、強い意欲を見せている。(パリ・安倍雅信)

 フランスのフィリップ首相は7月11日、仏金融業界のロビー団体、パリ・ユーロプラス主催の年次フォーラムの席上、英語でスピーチし「ブレグジット(英国のEU離脱)後、パリを金融ハブでナンバーワンの地位に押し上げたい」と述べ、金融や企業活動にとってパリを今より魅力的にすると述べた。


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