パリとブリュッセルのテロ事件、密接なネットワーク浮上


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問われる各国の同化政策

 パリで昨年11月13日に起きた同時多発テロで、中心的役割を担った唯一の生存者とみられるサラ・アブデスラム容疑者の身柄がフランス当局に引き渡されることになった。同容疑者はテロ事件後、逃走を続け、3月18日にブリュッセルで逮捕された。

 同容疑者は4月1日、収監先のベルギーの刑務所で、兄ら親族と接見し「パリのテロで自爆ベストを爆発させることもできたが、そうすればもっと多くの犠牲者が出ただろう」と語ったことが、接見後の兄の会見で明らかになった。同容疑者はフランス国籍で、逮捕直後から、フランスへの移送を希望していた。


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