移民差別感情、仏でじわり


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人権諮問委員会が調査報告書

 最新の調査報告で外国人滞在者や移民の増加が改めて確認されたフランスでは、国民の不安が高まっている。22日から始まる欧州議会選挙では右派政党の伸長が予想され、3月の統一地方選挙に続く右派・国民戦線(FN)の躍進が予想される。移民に寛容な左派政権に対して国民の不満が高まる中、4月に仏首相に就任したバルス氏の手腕が問われている。(パリ・安倍雅信)

 仏内務省が4月10日に明らかにした2013年度の外国人滞在者についての統計によると、13年に滞在ビザの申請件数は251万4994件だった。この数字は前年の12年に比べ増加しただけでなく、2000年以降最高の水準となった。


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