NZ乱射事件、オーストリア連立政権揺さぶる


 クルツ連立政権は2017年12月発足以来初めて、政権の土台が揺らぎ始めた。乱射事件の容疑者からオーストリアの極右団体「イデンティテーレ運動」(本部グラーツ市、メンバー約300人)が寄付を受け取っていたことが判明したからだ。それだけではない。

 クルツ連立政権のパートナー政党、極右政党「自由党」関係者がイデンティテーレ運動に同じように寄付していたことが判明したのだ。すなわち、乱射事件の容疑者と自由党をそれぞれ点とすれば、その2点がイデンティテーレ運動を通じて一本の線につながってきたのだ。


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