半世紀迎えたASEAN


東南アジア諸国連合

 第2次世界大戦の反省から「平和と繁栄、権力の統合」を目的に生まれた欧州統合(EU)に比べ、ASEANの地域統合は経済が主導する形になった。

 とりわけASEANのラストフロンティアとされたベトナムやミャンマーなど、勤勉で廉価な労働力を受け皿に労働集約型産業から多くの投資を引き付けた結果、ASEAN全体の経済的連結性は高まり、経済成長にも貢献している。

 なおASEANの課題は、中国の分断工作にASEANの統一性を保ちながら対処できるかだ。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ