賛否あるネパール11月選挙


ペマ・ギャルポ

制度理解が法治の一歩
民主主義が「身勝手主義」に

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ

 この夏、私はネパールとインドへ出掛けた。目的はネパールの動向の研究である。2001年の、あの悲惨な王室の惨劇以来、政治が不安定な様相を抱えたままになっている。私は少年時代、ネパール系の人々の多いインドのダージリンで過ごした。そのお陰でネパール人の友人も多く、かつては言葉も不自由なく暮らしていた。今も流暢ではないがコミュニケーションには困らない。


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