インド、空母3隻体制へ


300-1

海洋大国へ動く中国に対抗

 今春、中国人が大勢乗っていたマレーシア機が墜落した際、中国はインドに対しアンダマン海のアンダマン・ニコバル諸島周辺の捜索許可を求めたがインドはこれを拒否した。アンダマン・ニコバル諸島にはインド海軍基地があり、その偵察を嫌ったためだ。インドの貿易相手国は中国がトップに躍り出るなど経済関係は強くなっているが、同時に中印戦争で煮え湯を飲まされたインドの安全保障面での中国不信は根強いものがある。海洋大国を目指す中国を牽制(けんせい)するためインドの国防費は、この10年で3倍化し、空母も3隻体制へ向け整備されつつある。(池永達夫)


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ