同時テロから2年―米NY
鎮魂、子供らに託し―犠牲者の名前読み上げ
跡地で追悼式典開催
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米ニューヨークで9月11日、世界貿易センタービル跡で開かれたテロ2周年の追悼式典で、献花する遺族ら=UPI
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【ニューヨーク11日池本拓】約三千人の犠牲者を出した米同時テロは十一日、丸二年を迎えた。ハイジャック機二機の激突で倒壊したニューヨークの世界貿易センタービル跡(通称グラウンド・ゼロ)では、午前八時半(日本時間同日午後九時半)から三時間半に及ぶ追悼式典が行われ、遺族らが鎮魂を願って祈りを捧げた。
式典では、テロで肉親などを失った子供たち約二百人が犠牲者二千七百九十二人(ハイジャック犯十人は除く)の名前を読み上げる中、遺族がグラウンド・ゼロの最深部に進んで献花した。さらに、二機のハイジャック機がツインタワー両棟に激突した時間と両棟が倒壊した時間の、合計四回にわたって黙とうが行われた。
同日夜には、強力な青い光のライトを使い、跡地上空にビルの幻影を照らし出す「光の追悼」が、昨年に続いて実施される。
米メディアは、それぞれ早朝から特集番組を放送。また、行事に合わせ、市内の教会などの鐘が一斉に鳴らされるなど、市内は終日、追悼ムードに包まれる。
このほか同日には、やはりハイジャック機が突っ込んだワシントン郊外の国防総省(死者・百八十四人)、乗客の抵抗でハイジャック機が墜落したペンシルベニア州シャンクスビル(同四十人)でも、それぞれ追悼行事が開催された。
ブッシュ大統領は、この日はホワイトハウスでの簡素な行事に参加するにとどめ、ニューヨークでの午後の追悼行事にチェイニー副大統領を代理出席させる。これは、「同時テロを政治に利用している」との批判をかわすため、との見方もある。