米、ロシア参加に同意―北朝鮮核問題
9月以降、6カ国協議も
【ワシントン25日時事】北朝鮮の核開発問題をめぐる多国間協議で、米政府が米朝中三国協議を開いた直後に、日韓両国とロシアを加えた六カ国協議の開催に応じる意向を関係国に示していたことが分かった。当地の外交筋が二十四日明らかにした。六カ国協議開催は北朝鮮を除く各国が同意する見通しで、同筋は、協議が実現するかどうかは「北朝鮮次第だ」と述べ、現在は北朝鮮の返事待ちの状況との認識を示した。
同筋はロシアの参加について「米国の反応はクールだが、受け入れている」と言明。また、「日韓はロシア参加を歓迎し、中国も受け入れる」と述べた。
同筋はまた、多国間協議の時期に関して「八月中の開催は困難」とし、九月以降にずれ込む可能性が強いとの見方を明らかにした。
その理由について、同筋は「北朝鮮は中国をいわば行司役にして、実質的に米朝二国間で話し合う三国協議の方を重視している。一方、米国は米朝中協議は形だけのもので、その後に開かれる多国間協議を実質的な協議の場と見て重視している」と説明。米朝間の思惑が違い、調整が難航するとの見通しを示した。
北朝鮮と友好関係にあるロシアが参加することにより、北朝鮮が多国間協議に応じやすくなるとの期待感もあるが、同筋は「北朝鮮は参加国が増えれば、米朝二国間の交渉の比重が軽くなると思うかもしれない」と指摘した。