3国協議の再開で調整か―中国次官
米首脳に訪朝結果説明
【ワシントン18日時事】訪米中の戴秉国・中国外務次官は十八日、チェイニー副大統領、パウエル国務長官、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)と相次いで会談した。同次官はこの中で、北朝鮮の核問題をめぐり四月に北京で開いた米朝中三国協議の再開催を提案したとみられる。米国も日韓両国を含む五カ国協議の開催を前提に、三国協議に前向きな姿勢を示しており、双方の間で調整が図られたもようだ。
北朝鮮が米国に、使用済み核燃料の再処理を完了したと伝えるなど緊張が高まる中、米国が対話に向け再び動きだすかどうかが最大の焦点だが、この日の会談で三国協議再開に向けた進展があったかどうかは明らかにされていない。
同次官はパウエル長官との会談後、記者団に対し、「われわれは対話による(北朝鮮の核)問題解決に向けたプロセスをさらに進展させるため、協力する必要があるとの認識で一致した」と述べた。
国務省のバウチャー報道官は、パウエル長官らは戴次官に「すべての重要問題に対処するため、他の関係当事国(日韓両国)が協議に参加すべきだと強く確信していることを明確にした」と語った。
同次官は先に北朝鮮を訪れ、金正日労働党総書記らと会談。同次官は金総書記との会談結果などを米政府首脳に伝え、三国協議の受け入れを要請したとみられる。
中国国営通信・新華社によると、戴次官はチェイニー副大統領と会談した際、ブッシュ大統領にあてた胡錦濤国家主席の親書を手渡した。親書の内容は明らかにされていない。
米国は、北朝鮮の核問題は米朝だけの問題ではなく、日韓両国を含むアジア地域の問題だと主張、五カ国協議の開催を強く求めてきた。これに対し、北朝鮮は米朝の直接対話に固執。仲介役を務める中国は事態打開に向け、三国協議の再開を双方に打診している。