「米の敵対行為中止を」北朝鮮大使が安保理議長に訴え
【ニューヨーク14日時事】国連安保理のアリアス議長(スペイン国連大使)は十四日、記者団に対し、北朝鮮の朴吉淵国連大使が今月初めに同議長を訪ね、「(核問題の対話のためには)米国が敵対行為を中止しなければならない」と主張したことを明らかにした。
アリアス議長は、この日の非公式会合で安保理各国に会談内容を説明したが、「(各国から)コメントはなかった」と指摘。「(安保理として)当面は何の措置も取らない」との見通しを示した。
アリアス議長によると、朴大使は「米国の政策のために事態は悪化している」とし、米国による議長声明案提示の動きを批判、米朝間の交渉の必要性を強調したという。
また、朴大使は在韓米軍の増強や再配置にも懸念を表明。核問題の協議に関して「形式にはこだわらないが、米国が敵対行為を中止しなければならない」と述べたという。
北朝鮮は六月二十六日、米国の政策を非難し、公正な対応を求める書簡を安保理議長に送付。今月一日には、在韓米軍の戦力増強を休戦協定違反と非難する朝鮮人民軍板門店代表部代表の談話を安保理にも転送しており、安保理への働き掛けを強めている。