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北の核再処理着手、当面黙認

「レッドライン」あいまいに−日米韓

 【ワシントン14日時事】日米韓三国は、北朝鮮が早い段階で使用済み核燃料の再処理に着手しているとの判断で認識が一致しながら、事実上これを黙認した上で対応を協議していたことが分かった。日米関係筋が十四日までに明らかにした。三国は北朝鮮が多国間協議に応じるかどうか、なお一定期間見極めた上で次の対応を決定する方針だ。

 米政府高官は一時、北朝鮮の核再処理の着手を「レッドライン」(越えてはならない一線)と位置付け、再処理着手を確認した場合は、経済制裁を含め北朝鮮への圧力強化に転じる構えを示していた。しかし、日米関係筋によると、米政府は、北朝鮮が既に再処理に踏み切ったと判断しながらも、その規模はまだ少量とみて、北朝鮮の出方を慎重に注視している。このため、従来のレッドラインの基準はあいまいな状況だという。

 同筋は「日米韓は、北朝鮮が既に核再処理を始めたとみなし、その可能性を十分に織り込んで協議している。再処理は協議の前提であり、程度問題だ」と言明した。七月初めの日米韓局長級の非公式協議でも、核再処理着手は既に三国の「共通認識」だったとみられる。

 米NBCテレビは十一日、再処理が行われていることの有力な証拠とされる放射性物質のクリプトン85が、北朝鮮の核関連施設周辺の大気から検出されたと報道。その後、韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が再処理完了を米国に通告したと報じたが、ラムズフェルド米国防長官は、再処理の状況は「はっきり確認できていない」としている。

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