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トロントで新たにSARSが集団発生か

米国人訪問者が感染源?

 【ロサンゼルス10日宮城武文】米国のノースカロライナ州から新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に感染したと思われる人物がトロントを訪れた後、SARSに似た症状の患者十五人が集団発生したケースで、カナダの保険当局は十日、緊急の説明を行った。

 この米国人はノースカロライナ州の自宅で検疫を受けている。

 世界保健機構(WHO)はトロントの新たな事態について討議したが、新たな旅行延期勧告を出す決定は下さなかった。

 今回カナダで集団感染したと思われる患者十五人のうち十二人は、トロントの東六十キロのウィットビー市にあるレイカーリッジ・ヘルス・センターに収容されており、SARSに似た症状を引き起こしている。

 トロントはアジア以外では最大のSARS感染地域となっており、今までに三十三人が死亡している。一時、SARSの感染拡大を食い止めたとしていたトロントだが、今回の集団感染が確定されれば、トロント周辺にもSARSが拡大していることになり、カナダ当局は深刻な事態に直面することになる。

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